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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
弐ノ章~みんなで実習キターッ!~

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146/713

146話:二・人・決・着

 防御が破れると同時、彼は動く。その動きは今までで一番速い。実は今までスピードをセーブしていたのだ。だから相手にはスピードが増したように感じる。


「狙うは本体!」


 だが、敵は歴戦の傭兵。対応する。

 三体の巨大サソリが、本体を守るようにバリアを張る。だが、


「温い!」


 イオリは、左のトンファーブレードに風と雷を束ね、巨大な刃を作り出して振るう。轟音と共に、巨大サソリは三体まとめて行動不能になる。それと引き換えに左のトンファーブレードは使用不能になる。

 武器が壊れるのと引き換えに、術技の威力を引き上げる<スキル>を使用したのだ。


「舐めるなし!」


 三体が作った隙に本体は後退。六体の巨大サソリが前に出る。そして、尾の棘からビームが照射、それが中央で集まる。


「〈スコーピオンQ〉!」


 凄まじい破壊力のビームが放たれる。

 それにイオリの取った手段は、


「ならこっちも高火力だ!」


 脳筋丸出しだった。

 右のトンファーブレードに、先程のと同じ風と雷の刃を展開。それに、呪符を大量に出し、そこから放出される風と雷、感知に回してた風、天空の雷すらも取り込み、超巨大な刃を作り出し振るう。


「ハア!」


 ビームと刃は拮抗する。だが、徐々にビームの方が押し始める。それでも、イオリはそれを計算済み。


「ブレイク!」

「!?」


 刃が大爆発。その隙にビームを潜り抜けるイオリ。更に六体の巨大サソリすらも通り抜ける。目指すは本体。 


(ここで決める!)


 だが、ファンも対抗する。巨大サソリの鋏と尾にビームブレードを展開。今までの物よりも高出力。


「行くし!」


 イオリも壊れた武器の代わりに、風の刃を展開。いつものウルミのような刃ではなく、風をトンファーブレードのように固める。この形態だと消耗が激しいので滅多にしない。


「来い!」


 そして、激突する……かに思われた時だった。


「嘘……」

「あ」


 その寸前、タイムリミットが来た。

 巨大サソリは動きを止め、イオリは倒れ込む。

 そして、ファンが這いずるように出て来た。そして、イオリの傍に来て告げた。


「……ウチの負けだし」

「いやあ、引き分けじゃない?」

「そっちにはまだ戦える人いるけど、こっちは無理だし」


 彼女の言う通りだった。他の教師と<プレイヤー>が各々のエモノを彼女へ向けている。それをどうにかするすべを彼女は持っていない。

 それにイオリは苦笑して。


「いいよ引き分けで。それと、手荒な事しなければ悪いようにしないよ」

「……それは助かるし。あ、取り調べならカツ丼食べたいし」

「「図々しいなお前!?」」

 

 こうしてファンは拘束された。

【後書】

(・▽・)<イオリ対ファン。結果は引き分け。


(・▽・)<作者的には白黒付けようとしたけど、収集つかなくなってこうなったそうです。


(#ー#)<おい!?


(㈩*㈩)<大雑把なプロットしかないから仕方ない。

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