145話:切・札・解・放
【前書】
(・▽・)今回若干中途半端です。
(#ー#)<こういう事がまたあるかもしれない。
(㈩*㈩)<許して欲しい。
最初に動いたのは――ファン。
「〈畢竟〉!」
切り札を切った。
巨大サソリに変化が起こる。ビームと同じ色のオーラを纏った。それと同時、分身の数が九体となった。
更に、巨大サソリのパワー、スピード、ビーム、バリアの威力が上昇した。
これが【セルケト】の奥の手。機体の性能三倍化。なのだが、それが搭乗者であるファンにも影響を及ぼし、《クロス》すらも三倍化する。……こういうバグ、偶にあるのが怖い所。
ただし、欠点もあり、長時間は出来ず、これを使った後は、機体も本人も暫く動けなくなり、インターバルの時間が伸びる。
イオリは驚愕しながらも、どうにか対応。だが、攻撃の密度が増した事で、足に負傷を負ってしまう。
「これは!?」
機動力が低下するも、イオリは咄嗟に呪符を呪符を出し、風と雷の防御を張り、どうにか猛攻を防ぎ切る。彼はこういう事態に備え呪符を作り備えている。
「不味いね……」
【ポーション】を出し、足にかけ負傷は治す。だが、防御は破れる寸前。
「向こうから出して来たか。さて、どうするか」
思考、思考、思考。決断する。
「こっちも出すか」
イオリは目隠しの布を取る。それと同時、彼のチカラが増した。
これが彼の奥の手だった。
この布は特殊な<アーティファクト>であり、持ち主のチカラ――ステータス、能力、術技を抑える効果がある。
だが、コレの効果はそれだけでない。発動すると、抑え込んでいたチカラを加算する事が可能。要するに、パワーアップ出来る。
ただし、これもデメリットがあり、制限時間があるうえ、使用後は著しく弱体化する。本人曰く、かなりだるいとの事。
そうして戦いは予想だにしない結末を迎える事になる。
【TIPS】
《ヴァイオレットクロス〔3Dプリンター〕》
(#ー#)<機械系の《ヴァイオレットクロス》だな。
(#ー#)<機械が持っている特性を使えるタイプだな。
(・▽・)<今回の場合、実体と意識がある分身を作り出すのですね。
(#ー#)<ああ。本人のスペックで同様の動きが出来て、本体がやられない限り、数は維持可能。
(#ー#)<因みに、この女はこうなったけど、逆もいる。
(㈩*㈩)<質より量の人がいるの?
(#ー#)<ああ。能力が被る事があっても、何かしら違いが出るんだよ。
(#ー#)<これも《クロス》の面白い点だな。




