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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
序ノ章~プロローグ~

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12/704

Ⅻ「十秒後と櫛と髪に挿す」

【TIPS】


「六徳叢雅」

(・▽・)<他の面々とは一線を画す作品を作っています。


(・▽・)<納刀時は剣形態ですけど、これは「鍵」。


(#ー#)<……鍵?


(・▽・)<はい。解放すると■■■■が■■します。


(・▽・)<そして、それに■■します。


(#ー#)<……? わからん。


(・▽・)<早くて次章、遅くても次々、もしくは次々々、


(・▽・)<それでも駄目なら次々々々章で出るのでお楽しみに。


(#ー#)<「々」をつければ良いってもんじゃねえぞ。

「では十秒後に。――十、九、八、七、六」


 心なしか少しゆっくり数えるゴンダ。


「五、四、さn」

「「死ねえー!」」


 カウント途中に、取り巻きが襲い掛かる。

 火球、鎌鼬、光矢といった属性攻撃、弾丸、矢、投槍と言った遠距離武器攻撃。

 だがそんな物は、


「遅いね。欠伸が出る」


 オウカには見えている。全弾回避する。

 フライングなうえ、部外者の乱入。完全違反である。そして、審判が止めないと言う事は。


「そういう事ね」


 ならば、全員倒す事に躊躇いはない。そんな彼に、


[今の完全フライング]


 何者かが脳裏に直接話しかけて来た。

 それにオウカは驚く事なく答えを返す。


[いや、最初に言ってた。十秒後って]

[……あ]


 カウントはわざと遅くしていたのだろう。


[審判もグル]

[多少協力しただけかもしれない。……まあ今はどうでもいい]


 今の課題は、この状況をどう切り抜けるか。

 だが、


[でも、この程度問題はないでしょう? 相棒(サク)

[そうだな、相棒(マユ)


 この声の正体は<冥刀>であるマユ。今の彼女は櫛になっていた。



 △▲△



 決闘当日の朝。この日は決闘直前に行くと決めていたので、悠々と準備をするオウカとマユ。

 そして、丁度良い時間になったので、出発となったのだが。


「さて行くか」

「行こう」

「え、一緒に行くの?」


 マユまで行こうとした。


「当然です。私は貴方の<冥刀(相棒)>」

「……流石に連れ歩きは」


 苦い顔をするオウカ。確かに使い魔や式神を連れて来る人もいるにはいるが、そのまま連れている人はあまりいない。何かしらの手段で邪魔にならないようにしている。

 しかもマユの場合は、見た目が完全に少女。流石に女連れで登校する訳にはいかない。


「大丈夫。六徳(あのアホ)と違ってちゃんと対策はある」

「アホって……」


 マユがポロリと吐いた同僚に対する毒に呆れるオウカ。

 六徳とは、叢雅一門の一人である『六徳叢雅』の事である。マユこと、刹那叢雅の同僚でもあった。


「自分の趣味を作品に出し過ぎ」 

「その辺は全員そうじゃない?」


 叢雅一門全員そういう所がある。


「その中でもアホは完全にアレ。 だって――そもそもの話、刀剣型にする意味ない」


 刀工であるため、六徳は刀剣を作っている。なのだが、その特性が問題。刀剣である必要がない筆頭である。……まあ団栗の背比べな所があるが。


「それはまあ。でも、もっと凄まじい人いない? ほら、虚空とか?」


 確かに変わりようであれば、『虚空叢雅』の作品の方が上だろう。アレはもはや何とも言いづらい。それにマユは微妙な表情でボソリと言う。


「確かに。でも言い訳不可能なのがある」

「言い訳不可能?」

「最高傑作の()()

「……」


 沈黙するオウカ。確かにアレは……


「字面でも絵面でも完全に変態」

「……それを言ったらお終いよ」


 マユの言っている事も正しい。


 閑話休題(話を戻す)


「……おっと、話がズレた。それで?」

「こうする」


 その言葉と同時にマユの姿が赤紫色の粒子になる。一瞬後、二人の前にあったテーブルには櫛があった。

 <冥刀>の中には普段は邪魔にならないように、縮小したり、アクセサリー状になったりするのも存在する。これはその一種である。


〔これなら平気〕


 念話で話ながらマユは胸を張る。そんな彼女にオウカは笑う。


「まあな」


 そして、櫛を手に取り、


「こういう時何て言うんだっけ?」

[?]

「ああそうだ」


 髪に挿した。


「櫛名田比売を髪に挿し」

[素戔嗚?]

「うん」

[あまり似合わない]


 オウカは素戔嗚という柄ではない。


「ほっとけ」

[あなたはどちらかと言うと……]

「言うと?」

[何だろう?]

「俺に言われても……」


 そうして二人は学園に向かった。

【TIPS】


「虚空叢雅」

(㈩*㈩)<こっちも変わり種。


(㈩*㈩)<これも納刀時の剣が鍵。


(㈩*㈩)<こっちは……まだ言えない。


(㈩*㈩)<いつ出るかも不明。


(#ー#)<未定ばっかりだな。


(・▽・)<ガッチリ決めないで走り出した小説なので。

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