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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
弐ノ章~みんなで実習キターッ!~

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118/704

118話:火・焔・炎・上

「《クロス》解放」


 タナカのその言葉と同時、角膜(クロ)結膜(シロ)が反転。そして、十字架のような紋様が浮かび光る。虹彩の色は――赤だった。


 それを見たオウカは、ほうとなる。


(《レッドクロス》……自然か)


 火、雷、氷などの自然で起こる事を発生させて、操作するのが《レッドクロス》。使い手自体はその影響を受けない。そして、威力や範囲が、強力かつ広大なため、当たりとも呼ばれる。

 とは言え、身体強化の補正はないうえ、<スロット>も空かない。これが唯一の欠点ではあるが、使いこなせればそれらはあまり気にならない。


(何を操るのでしょう?)


 リアが疑問に思う中、タナカが戦闘を開始する。

 彼が手から出したのは――炎。


「セイヤ! ハア!」


 掛け声と共に火球を放つ。それは狼に当たると炎上していく。


「キャイン!?」

「ガアアア!?」


 悲鳴を上げながら、燃え尽きていく狼。襲いかかる狼もいたが、


「ほいよっと」

「ギャオン!?」


 その前に火球が着弾して炎上。あっという間に狼は全滅した。

 その結界に胸を張るタナカ。


「一丁上がりや。どうや」


 その結果に、リアは褒める。


「凄いです! わたくしは攻撃系は使えないので羨ましいです」

「そっちも悪くないと思うで。ワイは防御や回復は出来へんし」


 因みに、タナカの<スキル>構成は、《レッドクロス〔炎〕》を活かすために、火力向上、自動回復、耐性突破などである。

 そのため、生半可な耐性や防御も突破できる。


 ランコの評価は普通だった。


「まあ悪くないな。大技で片付けるという選択肢はなかったのか?」

「大技は持っとるよ。でも、消耗が激しいからな。アレくらいならプラマイゼロやし」


 ちゃんと考えて、ああいう戦い方にしたらしい。


 一方、オウカの評価はあまり良くなかった。


「確かに、圧倒していたけど……」

「なんや? 何か文句ある?」

「素材は?」


 狼達は燃え尽きて灰、骨、魔石くらいしか残っていない。


「「あ」」


 三人が今気づいたかのような顔をした。

 なので、オウカは更に捕捉する。


「毛皮がある獣は、できるだけ傷つけないで殺すのが良いんだよ」


 オウカはナイフを投げた。すると、隠れていた狼に当たる。


「ギャ!?」


 狼は絶命した。傷も一か所で済み、これなら、毛皮、肉、内蔵も使える。


「こんな感じでね」


 そういうとオウカは剥ぎ取りを始めた。

【TIPS】


《レッドクロス》

(#ー#)<前述の通り、自然現象を操る。火、風、氷、光、闇etc


(#ー#)<色々あって、かなり細かく分かれる。


(#ー#)<例えば、風の場合――特定元素限定、竜巻限定とか。


(#ー#)<火だったら、爆炎、青い炎とかだな。


(・▽・)<悪○の実の自○系ですね。


(#ー#)<言うな!?



タナカ=ハナオの<スキル>

(#ー#)<こんな感じだ。これがオーソドックスかもしれん。


《レッドクロス〔炎〕》:人口の異能。大当たり。

〈属性ブースター〔火〕〉:属性攻撃の強化。因みに“〔〕”は色々。

〈耐性突破〔火〕〉:耐性を突破する。

〈自動回復〔気〕〉:気力を回復する。

〈オートカウンター〔火〕〉:攻撃を自動で迎撃。

〈??〉:防御系。常時発動や持続系と呼ばれる。

〈??〉:奥義。滅多に使わない。


(㈩*㈩)<これは余談。


(㈩*㈩)<<スロット>の数は平均六つ位。


(㈩*㈩)<増減が多少あるけど。

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