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珍妙な「何か」
・・・森に入って暫く歩いた時、物陰から何か飛び出して来た
・・・最も、飛び出して来た「何か」は全く的外れな方向に飛んで行き、そのまま木に激突して動か無くなった
「・・・何、今の・・・?」
木に激突した「何か」は小柄でウサギの様な外見に不釣り合いなバカデカい牛の様な角を生やした、「バランス何ぞクソ喰らえ」とでも云いたげな、「本当に大丈夫か?」を地で行く珍妙な生物だった・・・
「・・・どうすんのコレ・・・?」
普通なら食料にでもするべきだろうが、生憎何の道具も無しにサバイバル出来る知識も技術も無い為、その場に放置するしか無かった