バレすじ 53『旅、ネクストステージ』~65『黒幕』
これは53話から65話まで(約10万字)のネタバレあらすじとなります。当然ながらネタバレなので、ご注意ください。またこの前に1~52話までのバレすじがありますので、未読の方はそちらから読むとよいかもしれません。
以下はあくまでも大雑把なストーリーであり、細かい伏線などは書いていないことを了承ください。また、所々で下ネタパレードになるのでご注意ください。
神父を撒いてから、熊の皮をまとい、やっと服屋で服を買えたステイシー。覗きをしてくる店主を仕留めつつ、ルイマスを迎えに行く。山一つ越えればの勝ち確ルートだったが、道中に教会があり女神像で復活した神父に立ちはばかられる。そんな引き延ばし展開を唾吐きクソガキムーブで破壊し逃走しまくり、ルイマスの元へたどり着く。しかし今度は怪獣並みの熊が登場。ステイシー新必殺技、ロケットキックで打倒する。一方のアランたちは、トミーの亡骸を埋葬してから小さな船で出て、バルカンの土地へ向かう。茂美がシャーリーのことを自分の娘だと錯覚し始め、アランは困惑した。
置いてきたヒロインたちの方は平和かと思えば、城下町に疫病が流行り始めているといい、ナースであるフローレンスが疲労していた。ソフィアのパフパフで元気を取り戻す傍ら、殺し屋見習いのボウイと忍者のお自野が山登りから帰って来た。昨今の疫病騒ぎの調査をしていると、山のある一角――ウォーカーの元隠れ家であり、神である病が隠れている場所が病原だと見つけていた。病気にならない存在であるドゥカが、アリアンナの剣を携えて病と会う。ドゥカは必要なことを聞いた後、孤独に過ごす病をパフパフで癒し始める。病の方は他を一方的に癒すことしかしないドゥカにいたたまれなくなり、パフパフを返そうとしたが、おっぱいが足りない。ぎゅっと、胸を寄せるのだった。
新大陸にたどり着いたアランたち。まずは全裸の茂美の服を用意するため、単身、港の街を探索する。服屋によると、金が無ければギルドで仕事があると言うのでギルド受付があるという役所に行くが、強盗が襲撃。運の無さを呪いながら逃げようとすると、役所前広場に集結した親衛隊の集中砲火に危うくハチの巣にされそうになる。強盗と親衛隊の戦いを横目にアランは金だけ盗んで裏口から逃走。どうにか生き残って服を買って帰ると、悪ガキたちが茂美の裸お昼寝と、シャーリーの無自覚マンチラに性癖を破壊されていた。一方でステイシーの方では、ルイマスが神父と同じく蘇りの奇跡を起こしたと、バンベストの森に神殿を立てると表明。面倒くさいヤツを置いて行ける好機にステイシーは、ひとりバルカンへ向かうのだった。
船底に貼りついて密入国しようかなと考えていたステイシーの元へ、ルイマスのチンポ要求に一瞬で心を折られた神父が追ってくる。仕方ないので連れていくことにしたが、なんとモーニングスターは神父でありながら神を否定するバルカンへの出入りができるのだという。それに乗じて、ステイシーと神父、ルイマスの三人で向かうことになった。一方でアランたちは出国に使えるというギルドカードを発行してもらうべく、変わったギルドマスターがいるという町を訪ねた。そこは女王のお気に入りの場所らしく、前作主人公のギルドマスタースティーブと魔族博士の草むしり大使のSランクの冒険者の親切屋のボー・ケンシャが口利きしてくれると言うので甘んじようとしたところ、空に銃を乱射する女王が入場。自分から撃っておいて、それを目撃したアランが帰ったら銃の存在を広めるだろうと即時射殺しようとしてくるのを止め、どうにか場を収めた。
めっちゃ普通に入国できたステイシーは、アランの足取りを追うことにする。しかし出迎えたのは海賊と親衛隊がバチバチに殺り合った形跡で、放置するのやべぇなと思っていた所、現場保全だった。アランの手がかりである役員たちは当然休みなので、一日休み。一方で、女王ティアが病的な火薬中毒だと知ったアランは自分もそうであると演じ、気に入られることで国を脱出することに。茂美とシャーリーにお留守番してもらい、女王の住まう王都へ親切屋と共に向かうことになった。が、親切屋はアランが殺し屋だと見抜いていた。が、特にそれに関しては何もなくノベナロ町の観光をすることになる。観光資源のでっかい穴を見たのち、ダイナーで過ごし、アランと親切屋は『殺す職業のありかた』について語らうのだった。
観光がてら王都に向かっていたらマジで急にデスゲームが開始したアランと親切屋。陰キャ少女のオナニーに付き合わされるのが面倒で、デスゲームを破壊しながら進む二人。小便を飲めと言う屈辱ゲームでは二人して一気飲み。おじさんに向けて引き金を引けと言うゲームではアランがゼロ秒で実行。などをやって、主催者をスンスンさせた。すぐ泣くし泣くと余計に遅延されるとアランは、主催に気を遣いつつ、ゲームを続行する。次のゲームは拷問の自動販売機だった。二十四個の拷問器具が入っているというが、最初の二個、毒棘鉄球とミニダイナマイトを使って壁を破壊。主催者の元へ行くと、その正体は厨二ファッション見せ紐パンツ陰キャロリ痴女ヒロインのウォスだった。親切屋が嫌がるので始末せずデスゲームを二度とするなと見逃してやろうとしたのに、ウォスは自分を人質にしてデスゲーム禁止するなら仲間にしろと無茶ぶりを言ってくる。親切屋の余計な一言でハーレムに加入する流れになり、不可抗力によってアランのハーレムメンバーが一人増えた。十人目の大台であった。
ステイシーたちは情報を得てノベナロ町へ向かっていくが、道中でピルグリムを名乗る獣人、ガーベラと出会う。彼女はこの世界は壊れていて、それを修理しているのだと言い、なんと神の世界である世界管理株式会社との連絡手段を持っていた。ステイシーはすぐさま世界管理と連絡を取るが、保留とたらい回しでロクな対応をされず、キレそうになる。要約すると病はなにかに秘匿され、世界管理からは見つけられないという。しかも雑な対応によって世界を追い出されたステイシーだが、即座に連れ戻されてしまう。どうやら、世界管理は主神を雇い主としてこの世界を管理している請負だと分かり、ステイシーとアランを引き込んだのは主神であると推理した。一方で王都のすぐ北に位置する雨の町にたどり着いたアランたち。陰キャのウォスとの会話に困っているアランの横で、親切屋がこの町の困っている人たちから解決を請け負って来た。ネクロマンサーを退治してほしいということなので向かうと、当人であるオウレルは醜い獣人であり、奇形として誕生することが普通である獣人の赤子たちや、この先に生まれる獣人の治療法を確立するため、命の研究をしているのだった。彼はガーベラと言う悪魔に『呪われた土地』と呼ばれるその地を借りていた。そしてシャーリーはもともと、彼の元に保護されていた獣人なのだった。
ガーベラと別れたステイシーたち。モーニングスター神父の主である主神がアランとステイシーを招いていたと知り、協力者として手伝うことになった。更になぜアランを引き込んだかという話の中で、技術が進まないこの世界の呪いを打破し発展させられる存在だと分かる。異世界渡航歴の豊富なステイシーがそのメカニズムを考察するが、専門的な話に神父は苦い顔をしていた。アランたちの方では、アランと親切屋がシャーリーを連れてこようと崖を下ってショートカットしてノベナロ町へ戻っていき、そのお留守番としてオウレルの館の前で待っていたウォスの元に、獣人ガーベラとは違う悪魔ガーベラがやって来た。しかしウォスは話ヘタクソ陰キャなのでバッドコミュニケーションをかまし、あげく悪魔にビビり過ぎてお漏らししてしまう。どうにか無事で済んだが、なぜか時間が飛んだらしく、行って帰って来るのに一日かかるはずのアランたちがすぐに戻って来た。ウォスは悪魔によって、気付かぬ間にアランに感じていた魅力を感じなくなっていたが、やはり話ヘタクソ陰キャなのでそれを伝えられなかった。悪魔ガーベラが来たと言うと、親切屋が余計な一手で呼ぶ。すると、獣人ガーベラが現れるのだった。
ステイシーたちはようやくノベナロ町へ到達。この世界には、星が消える以前からあったバルカン大陸とその他の後から作られた部分とで境目があるという話などをしつつ、ギルドマスター、スティーブの元へ。アランの行く先を掴み、ギルドの成果物回収人であるカリヤと共に崖を登ることになった。アランたちの方は、獣人ガーベラの乱入であたふたとしていたが、とにかくで連れてきたシャーリーをオウレルに届け、同時にアランの鎌かけによって、オウレルはシャーリーを研究のために殺すつもりだったと分かる。しかし、生と死のスペシャリストとしてルイマスを紹介すると約束してシャーリーを救い、正式に引き取ることとなった。
アランと親切屋とシャーリーがオウレルのところで話しているとき、茂美とウォスは降られた雨を流そうとバスタイムにした。発情ヒロインから発情の所をとられたヒロインウォスは、紐パンツを見せパンにしているファッションも、他人に裸を見せるのにも抵抗があった。しかし茂美のやさしさに触れ、一緒にお風呂に入るのに挑戦する。オトナの身体にドキドキとしていると、ふと何者かに、人間としての情報を書き換えられてしまい、ヒロインに発情を足された挙句、茂美と共に悪魔ガーベラの記憶を抹消されてしまった。
情報の書き換えという奇跡に、異世界慣れしたステイシーと異世界人を排除する役目のモーニングスター神父が感付き、先を急いだ。一方でアランは、オウレルを説得し終えてフロントに戻るところであり、そこでガーベラが世界管理株式会社と電話しているのを目撃。せっかくならばとこの世界の様々なことを聞く。発情の理由はガーベラにも分からない。ステイシーはルイマスを迎え神父と仲間になったこと。世界管理に委託したのは現在の主神であること。この世界は一次元時空で軸は時間しかなく、故に、常に満月なのは欠けるという情報がないためであること。そこでヒロインたちがやってくるが、いつも以上に発情している。他人ん家の風呂で普通にセックスしたふたりにアランがドン引きする一方でガーベラがなんの情報を書き換えられたかを見抜き、一気に真相に近づく。そしてアランは気付いた。この世界は――――セックスしないと出られない異世界であると。
主神に地上へ落とされた神、病は、ドゥカとのセックスに溺れ、完全に依存していた。一方でソフィアの家では、急に世界中の病が消えて暇になったナースのフローレンスがだらけていた。壊れた鎧を新調して初期衣装に戻ったアリアンナを迎え、ドゥカのディルドが無くなったことによる挿入不足からビスコーサのオモチャを借りにいくことに。仕事帰りのビスコーサにディルド挿入尻で迎えるというよく分からないイタズラを企むほど平和だった。一方でボウイは、殺し屋組織に殺し屋としてお自野を連れていき、紹介することにした。バカのお自野が頑張っている姿は可愛いだろうと、組織のダミーの石扉を開けさせようとするが、不幸にも、お自野はバカであった。炎術で石扉を爆破。それに怒るエロ衣装ボスのジェーンに対してオカズにさせてほしいと頼む。黙れと言われて返事すらしなくなるなど狼藉が過ぎたため、ジェーン、いよいよキレる。睨まれたボウイは気絶してしまい、お自野は介抱するかと思えば介抱ついでにこっそり男の娘チンポを舐めるべく、誘拐していった。死ぬほど笑っていたジミーは、ついでに病の居場所を特定したことをジェーンに知らせるのだった。
アランはうんざりしていた。冷静に考えると、セックスしないとどころかしても出られるか分からない。自分がモテるのは神の仕業だと分かったので、(シャーリーは言葉が分からないため)茂美とウォスに向かって全て話し、別れると宣言。しかし好都合に解釈されたり、ヒロインたちがその場で記憶を消されたりとしてしまい、ハーレム解散を失敗した。しかしそれは同時に、何が都合の悪い情報かをハッキリとさせ、予想を確信に変えさせた。神に向かって殺す宣言をしたところでステイシーたちが合流する。ルイマスを紹介し、オウレルと賢者が話している間にステイシーと情報をすり合わせる。神は異世界人に手出しできないと話しているところ、ルイマスが絶叫。何かと思えばオウレルが人間に戻ってしまっていた。まさかとアランが地下へ降りると、獣人の赤子たちも動物の純血に戻っていた。奇形の構造を前提に生きられていた赤子たちは大半が死亡。唯一生きていたキツネの赤ん坊に人工呼吸をし、延命を図りながら他の者に助けを求める。自然で過ごした茂美が呼吸の方法を直感的に教え、どうにか自分で呼吸する方法を学ばせた。
病は相変わらず快楽に溺れていたが、アランの恋人を寝取ってしまったという罪悪感や、ドゥカを失いたくないという焦燥にも襲われていた。世界中で病気が消失したことや、ハーレムは可愛い子なら多少行為が前後しても気にしないし何なら加入させて来るということなど知る由もなく、ジェーンに頼まれて様子を見にやって来た殺し屋を腐らせ殺してしまう。一方で病気が無くなったことに気付いたアランたちは、このままだとミトコンドリアを持つ生物も全滅すると、獣人ガーベラの異世界人のみが飛べるワープ能力を使って病の元へ飛ぶ。そうして、愛に堕ちた神と対峙。説得むなしく、病は機械であるドゥカ以外の全てを見捨てようとしていた。なのでアランはドゥカに病を殺させようとして、『そういう機能』のアンドロイドでしかないと示す。それでも帰りたがらない病を見て、主神とどうすれば会えるか思いついたアランはアリアンナがドゥカへ託した剣を抜き、彼女に致命傷を負わせた。世界が滅ぶその瞬間に、女神が降臨。ソフィアと同じ顔をした女神は、なんとステイシーの知り合いであると判明。かつて助けたポンコツ女神だといい、それがステイシーを引き入れた理由だった。そしてアランである理由は殺し屋だからであり、表に姿を見せず技術力があり、その技術と遺伝子を突然変異を忘れた世界にもたらすためであった。が、ポンコツでバカである故に恥ずかしさを乗り越えることができず、アランやステイシーに言うべきだった『助けて』を言えなかったため、事態が複雑化したのだという。アランが女神の頼み事とは呼べない要求を断ると、女神は世界から出してあげない宣言をして病を担ぎ、ずっと主の元へ帰れなかった神父をまた置き去りにして帰ってしまった。神父は、膝から崩れ落ちた。