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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第%&章
91/128

全てを生み出すもの

side:ゼノ


 「どれだけ倒しても無駄だよ?」


 今目の前には、自分を倒しに来た男がいる


 その男は、能力で出した魔物たちとずっと戦っていた


 「はあ、はあ」


 かれこれ数時間はずっと戦っており、さすがに疲労困憊だろうに、それでもまだまだ戦い続けている


 「君が戦う理由は何なの?」


 はっきり言って、こういったものは結構多い、恋人の仇とか、そういうのが大半だが、そういうものはすぐに呼び出した魔物に殺されるのだが、この男は他とは違い、かなり粘っている


 「すごいよ、あいつらに並ぶくらいには強いんじゃない?」

 

 さっきから出している魔物は、別に弱くないのに、それを何十体と倒しているわけだから、もしかしたら人間たちの間では有名なのかもしれない


 「そうだ、いいことを思いついた」


 そういいながら、今まで出していた魔物たちをすべて消し去る


 「最後のチャンスを上げる」


 まずは相手の傷や疲労をすべて治していく


 「??」


 「あ、そっか、僕たちの言葉って、わからないんだっけか」


 いつもはここに来た人たちとほとんど話すことはないから忘れていたが、僕たちの言語は今の人たちには通じないようだ


 「めんどくさがってカスミにやってもらわなかったのが響いたね」


 みんな、ちゃんと言葉が通じるようにカスミに言葉を翻訳するための魔法をかけてもらっていたので、今の人たちと会話はできるが、自分はそもそもカスミのところに行くのがめんどくさくてかけてもらっていない


 「まあ、言葉で伝わらなくても、いけるでしょ」


 そういい、なにもないところから剣を生み出して、相手に向ける


 私の能力【怠惰】は、簡単にいうなら【創造】何もしたくない、そういったことを常日頃に思っているから、七つの中から、これが選ばれたのだろう


 「お、伝わったようだね」


 決闘の合図は昔と変わらないようで、自分が向けた剣に向かって、同じように剣を向けてくる


 相手と距離をとり、コインを空中にはじく


 これが地面についた時が、始まりの合図


 チャリン


 コインが落ちると同時に、二人も相手に向かって一直線に動き出す


 ニヤッ


 うまくこの決闘に乗ってくれて笑みがこぼれる


 そしてそのまま、相手に剣を振り下ろす


 「! %&¥#!?」


 「おお、驚いてるね~」


 僕の予想外の行動に驚いているのだろう、なにせ、僕は剣を振り下ろす瞬間に手元から剣を消し去って、相手の剣を体で受けたのだから


 「ありがとう、それじゃあ、その体、もらうね」


 僕の目的はただ一つ、今よりも強いからだが目の前にあるのだから、それをもらうために相手に自分を殺してもらうことだ


 完全に意識を失い、死んだことは確実だ、そして、次の瞬間には、先ほどまで自分が使っていたからだが目の前にあった

 

 「うんうん、いいからだだ、、よく鍛えられてるし、特に魔力もおおい、この個体はあたりだね」


 何度もこういうことを繰り返したおかげで、体が変わるといった感覚には慣れてきている、すぐさま順応していった


 「よいしょっと、さっそく確認していこっと」


 毎回体が変わった後にやるのは、この体に関しての情報収集


 「おお、かなりいいね」


 この体のステータスは想像以上だった、まあ、この情報に関してはほとんど意味はないので、それよりも一番大事なところを確認する


 「えっと、勇者はっと・・・・へえ!」


 我々魔王のステータスには、ほかの人たちとは違い、唯一の敵となる勇者について載っている


 そして、そこに乗っていた勇者は


 「8歳の、こいつの娘か」


 娘がいるということは家族がいるということ、そうなればその家族を愛し、愛されているということになり、その中から勇者はランダムで選ばれるのだが


 「いいねえ、親子で殺し合い、楽しみだ」


 今迄は、勇者は恋人か、婚約者だったが、親子というのは初めてだ、果たして、この娘に、実の父親を殺せるのかどうかが、一番気になる


 「決まりだ」


 今迄は納得できるからだがなくて、たくさんの体を乗っ取ってきたが、この体は一番面白い結果になりそうなので、この体で行くことにする


 「さあ、僕の準備は整ったよ?」


 あとは、みんなが行動するのを待つだけ、あとはゆっくりしておこうか





 全ては惰眠を貪るために

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