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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第%&章
88/128

全てを魅了するもの

side:シャル


 「ねえカスミ~」


 「どうしたの?」


 やることがなさ過ぎて仕方がなかったので、カスミの研究室へと足をはこぶ


 「誰か使えそうな子いないの~?」


 ここでいう、使えそうの意味は、来るときに、使える駒になりそうなものがいないのかという意味である


 「いるけど~、まだ接触できない子が多いよ?」

  

 「えー、そうなの?」


 それじゃあ、意味はない、今何かしたいのだ

 

 「じゃあ、おもちゃかしてよ~」


 なにも思いつかないので、カスミに何か貸してもらおうと聞くが


 「ごめんね、今は全部だめなんだ」


 「え~、ひま! なんかすることない?」


 おもちゃも貸してもらえないとなると、いよいよ何も思いつかない


 「うーん、まいいや、お出かけしてこよ~」


 とりあえず何かすることを探すために、外に出る


 「んー、なんかいないかな~」


 とりあえず周りを見回して、目当てのものを探す


 「あ、いたいた~」


 目当てのものを見つけ、駆け足でそれに近づく


 「【色欲】」


 能力を使い、魔物を意のままに操る


 「育成だ~」

 

 そしてそのまま、魔物の背中に乗ってほかの魔物を次々と倒していき、操った魔物を育成していく


 「よしよし、結構育ったかな」


 数時間続けて、あたりの魔物を狩りつくしたところで、魔物から飛び降りる


 「【鑑定】」


 アサヒからもらった力を使って、乗っていた魔物のステータスを見る


 「うんうん、十分十分」


 周りの魔物たちと比べると、十分なステータスになっていたので、満足する


 そして、その魔物に向けて手をかざして


 「【断頭】」


 一瞬にして魔物の胴体と首を別れさせる


 「おお、結構経験値入ったね」


 そう、今行っていたのは、強い魔物を倒すことによる自身のレベルアップ


 自分の能力で魔物を操りその魔物を育て、最後に自分でその魔物を倒すことで、苦労することなく自分のレベルを上げることができる


 「そろそろ、手駒の方も育てていかないとね」


 満足し、自分の部屋に戻り、さらに奥の部屋に入る


 そこには数人の、まるで人形のような状態の人間が立っていた


 色欲の魔王の力の及ぶ範囲は、魔物だけではない、人間も対象にすることができる


 つまり、私の能力は逆らうことのできない、完璧な操り人形にすることができる


 「さあ、あとすこしで、始まるよ~」


 あと少し、時が来れば、私のお気に入りの人形たちを使って人類を皆殺しにできる


 「でも、まだ足りないね」


 まだ此処にいるのは数人、人類の数に対しては、あまりにも少ない、だから、まだまだ駒は増やしていく




 すべての人類を魅了し殺しつくすために

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