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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第%&章
87/128

全てを喰らいつくすもの

ちょっとの間、閑話を数個はさみます

side:リデア


 「お姉ちゃん・・・」


 暗い部屋の中で、ただ一人、家族の中で唯一血のつながっている人を思い出す


 「お姉ちゃん・・・寂しいよ・・・」


 お姉ちゃんは、絶対に一人にしないと約束してくれた、ただ、そんなお姉ちゃんを邪魔だと思ったカスミお姉ちゃんが、お姉ちゃんと私を離ればなれにした


 「ううん、カスミお姉ちゃんは悪くない」


 わかっている、私にとっても大切な人を奪った人たちは憎く思っているし、ちゃんと殺したいと思っている


 そのためには魔王は誰一人として欠けるわけにはいかない、だから、私のことを殺してくれようとしてくれるお姉ちゃんは、カスミお姉ちゃんにとって邪魔になる


 「お姉ちゃんは、私を止めようとしてくれる・・・」


 多分、お姉ちゃんは、私に人殺しなんかしてほしくないんだと思う、だって、私が魔王になったと知った時の顔がとても辛そうで、その顔を今でも忘れない


 「多分、お姉ちゃんはすぐにこうなることをわかってたんだろうね・・・」


 私は魔王になってすぐは、魔王という意味も分からなかったし、カスミお姉ちゃんが怒りに任せて、ずっと「人類は皆殺しにする」て言ってた、ただ、それも言葉だけで終わると思っていた


 あの時は本当に人を殺す計画を立てるなんて思っていなかった


 それに対して、お姉ちゃんは頭もいいし回転も速いので、多分すぐにカスミお姉ちゃんがしようとすることがわかっていたのだろう


 コンコン


 そんなことを考えていると、部屋のトビラがノックされる


 「リデア、いる?」

 

 「いるよ」


 声の主は、カスミお姉ちゃん、いつもこの時間くらいになると、部屋に来てお話をしてくれる


 「毎日ごめんね」


 「ううん、大丈夫だよ」


 「ありがと、よいしょっと」


 カスミお姉ちゃんが、私の横に腰かける


 「リデア、本当に私たちと一緒に来る気なの?」


 「うん、だって、みんなは行くんしょ?」


 「そうだね、今いる子たちは全員行くつもりだね」


 最近の話は、もう少し先の話だけど、今後私たちの障害になりそうな人たちを確認しに行くってことと、だれだか名前はわからないけど、一番の強敵になる人の大切な人を探しに行くっていう話をしている


 「私だけ、安全なところでじっとしてたくない」


 「正直言ってリデアには戦闘能力はほとんどないでしょ?」


 「うん、お姉ちゃんと違って私は能力をうまく使えないから・・・」


 私の能力は、強力ではあるが、その分扱いが難しく全然使い慣れていないので、多分うまく扱えないだろう


 「それでも、私だけみんなの後ろで見てるだけなんて、いやだから」


 「・・・はあ、わかったよ、それじゃあ、能力の練習も、しなきゃね」


 どうやらカスミお姉ちゃんが折れてくれたようで、私も参加することを許してくれる


 「うん、頑張る」


 今から練習すれば、多少は扱えるようになるとは思うので、なるべく思い通りに扱えるように練習していくことにする





 すべてを食らいつくしていくために


 

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