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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第3章  異世界人   
84/128

護衛任務3

今回は少し短め

・81・

side:神薙 カホ



 さっきまで一緒に話していた人が死んだ、そのことを自分のテントに戻ってからずっと考えていた


 (気分が悪い・・・)


 死体はちらっと見ただけなので、それほど衝撃はないが、親しげに話していた人が死んだという衝撃が大きい


 地球では、そう簡単に死というものをに感じることはなかった、こっちの世界では、死というものが身近にある、ということを、このことから改めて実感する


 「まだ、起きてるかい?」


 いろいろと考えていると、テントの外から声がかかる


 「は、はい、起きてます」


 声の主はセニアさんで、返事をし、外に出る


 「少し、話をしようか」


 「はあ」


 セニアさんが、何か話があるらしく、焚き火の近くに腰を下ろす


 「アキトの方は、もう寝ていたから、まあとりあえず君と話しておこうと思ってね、さ、座って」


 私を焚き火の近くに座らせて、話を始める


 「人の死に、慣れれそうかな?」


 まず初めに、そう聞いてくる


 「・・・正直、慣れそうにないかもしれないです」


 「そうかい、まあ、慣れる必要はないかもね」


 冒険者として活動していくなら、ああいったことは多くはないが、多少はある、なので人の死というのに慣れる必要はあるが、必ずというものではないらしい


 「普通に冒険者として暮らすならね」


 「え?」


 「君たちの目標は、冒険者として暮らしていくことじゃあないだろ?」


 「・・・何で知ってるんですか?」


 確かに、私たちは冒険者として暮らしていく気はない、ただ、なぜそれを知っているのか、こっちに来てからはだれにもそのことを言っていないのに


 「ケニスに聞いたよ、魔王を倒すためにそっちに二人向かわせる、できれば世話をしてほしいってね」


 「ケニスさんから?」


 「向こうを出発する前に何か聞いてないかい?」


 「えーっと・・・」


 多分、何か言われた記憶はあるが、あまり覚えていない、よくあの日のことを思い出してみる


 (たしか、何か貰って・・)


 何かをもらったことは覚えている、そして、それを確か誰かに渡すといいとも言っていた気がする


 「・・・・・あ!」


 ようやく思い出し、ケニスさんの言葉を思い出す


 「確か・・・」


 ケニスさんは、王都には一人勇者がいて、その一人をさがして手を貸してもらえっていう感じのことを言われたと思う


 「多分ケニスは僕の特徴とか言ってなかっただろ?」


 「特徴、ってことは、セニアさんが、ケニスさんの言っていた勇者?」


 「そうだよ、それじゃあ、改めて自己紹介しようか」


 セニアさんが立ち上がり、こちらを向き、口を開く


 「憤怒の勇者、セニア・マクーレン、改めてよろしくね」


 「憤怒の勇者・・・」


 いきなりのことに少し混乱しながらも、話を聞いていく


 「勇者に関しては、あんまり知らない?」


 「はい」


 「それじゃあ、そこも含めて、改めて明日にでも、アキトと一緒に説明するよ」


 「わかりました」


 今話をしても、神代君にももう一度話をしなくてはならないので、そこのところは明日にして、今は他の話をしていく

 

 「まず、今の君のレベルを教えてもらえる?」


 「はい、えっと【ステータス】」


 自分のレベルを教えるために、ステータスを呼び出して、セニアさんに見せる


 「あー、えっと、いくつか忠告しておくね」


 「?」


 「まず一つ、ステータスを自由に出せるっていうのは、特別だから、あまり人前では出さないように、特に、魔王たちと、そうだな暴食の勇者の前では絶対に出さないようにね」


 「わかりました」


 どうやら、こっちの世界の人たちは自由に自分のステータスというものを見ることができないようで、自由に見れるというだけで、特別らしい


 「あとは、これから信用できる人ができたとしよう、その人たちにも、絶対にステータスは見せたらだめだ、教えるのはいいけど、直接見せることは絶対にやめるように」


 「それは・・・自分の情報が乗っているからですか?」


 まあ、要するにステータスはこっちの世界では個人情報ということで、そんなものをむやみやたらに見せるのはよくないらしい


 「そう、名前やステータスを知ることで、その人を操ったり、呪ったりとできる人もいるから、基本的に誰にも見せない方がいい」


 「なるほど」


 つまり、人前では【ステータス】を出さなければいいだけだろう


 「よければ、このことをアキトにも伝えておいて、ふぁ~、ちょっと眠たくなってきたから、休もうかな」


 セニアさんがあくびをしながら、自分のテントに戻っていく


 「私も、そろそろ眠れそうかな」


 人の死のショックはまだあるが、さすがに眠たくなってきたので、すぐに眠れるだろう


 「よいしょ」


 テントの中で横になり、目を瞑る


 「セニアさんが、勇者・・・思ったよりも勇者って普通の人なんだね」


 勇者ときいてから、もっと堅苦しかったり、偉そうにして層だったりと、勝手に想像していたが、思ていたよりも全然普通だた、むしろ言われなければ勇者だとはわからなかっただろう


 「確かセニアさんは、憤怒の勇者、で、アサヒが確か強欲の勇者・・・やっぱり七つの大罪?」


 アサヒが強欲の勇者と言われた時から、なんとなく考えていたが、強欲、憤怒と聞いたら、やっぱり七つの大罪が思い浮かぶ


 「ということは、勇者も魔王も七人ずついるってこと?多くない?」


 さすがに七つの滞在のうち、二つや三つだけという中途半端なことはないだろう


 「聞く方が早いか」


 さすがに勇者本人に聞いた方が確実にわかると思うので、明日、改めて聞いてみることにする


 

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