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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第1章  プロローグ
8/128

これからのこと

・8・

side:アルカ・ロワール



リズの黒死病が治り、アルカが目を覚ます


 「んん、あれ、何で寝てるんだ?」 


 「あっ、お兄ちゃん、おはよう」


 「リズ!目が覚めたんだね!!」


目を覚ますと、元気になり、エレナと話をしているリズがいた


アルカが眠りについた後、病気を治してもらった後ミーシャさんたちは帰っていったらしい


お礼が言いたく、リズに治療してくれた人とミーシャさんたちのことについて尋ねる


 「えっとね、ミーシャさんにその人のことはお兄ちゃんにも教えちゃダメって言われたの、それにどこにいるかもわからないよ」


 「そうなんだ、一度ギルドの人に聞いてみようかな」


部屋から出て、ここに到着した際、相手をしてもらった職員、モーリスさんにミーシャさんたちについて質問をする


 「すいません、部屋を貸していただきありがとうございました」


 「あら、目が覚めたのね、治ってよかったわね」


 「はい、ご迷惑をおかけしました、ところで、黒死病を治してくれたミーシャさんについて聞きたいのですが」


 「あら、ごめんね、個人情報は教えられないのよ、それにあの人たちならなおさらね」


 「お礼が、言いたいのですが」


 「また、ここで会えると思うわよ、あの人たちも冒険者だし」


ミーシャさんたちはS級の冒険者なので、あんまりギルドに来ないが、会えないことはないらしい


モーリスさんと、いろいろな話をし、身分の証明になるといわれ、冒険者登録をすることになる


 「はい、完成よ、これがあるだけで身分の証明になるから、なくさないように」


ギルドカードをアルカたちに渡され、説明を受ける


特に、一年間はクエストなどを受けなくても、特に罰則とかはないが、一年に一回は依頼を受けないと冒険者としての称号がはく奪されてしまい、ギルドカードが無効化されてしまう


もしそうなってしまうと、、もう一度登録をしなくてはいけなく、さらにお金がかかってしまう


 「この後か、明日でもいいんだけど、黒死蛾について教えてもらってもいい?すぐ終わるから」


 「この後で大丈夫です、二人ともちょっとまってて」


モーリスさんと奥の個室へと入っていき、どこで遭遇し、その後の行方を伝える


 「わかったわ、ありがとう、ここと逆側へ飛んで行ったのなら、もうこの周辺にはいないと思うけど、一応依頼を出しとくわ、情報ありがとね」


話を終え、二人の元へと戻ると、とある二人組と話をしていた


 「あっ、カーズさん、アラーナさん!」


 「おう!妹の病気治ってよかったな!」


 「はい、ありがとうございます!改めまして、アルカです、でこっちが妹のリズで、こっちはエレナです」

 

カーズさんたちに自己紹介をし、お世話になったお礼をしてギルドを出る



 「さて、泊るところどうしようか?」


 「それなら、お姉ちゃんのところ、部屋空いてるから、使っていいって!」


エレナの姉は6年前に王都へ来て、その一年後に小さな家を購入しそこに住んでいるらしい


ギルドから少し歩き、一つの家の前まで来ると、そこに女性が立っていた


 「あっ、お姉ちゃ~ん」


 「お~、エレナ、来たか!」

 

姉のセレスは、エレナとは違いショートカットの男勝りなしゃべり方だった

しかし、容姿はものすごく美人だった


 「アルカじゃないか、大きくなったな」


 「えっ、僕のこと知っているんですか?」


 「ああ、アルカは小さかったから覚えてないかもしれないがな」


アルカとは、村で昔にあって結構世話をしてくれていたらしいが、幼いころなので、ほとんど記憶に残っていない


 「お姉ちゃん、お姉ちゃんの家に三人も入る?」


 「ああ、問題ないぞ、使ってない部屋は何個かあるからな、さあ、入ってくれ」


セレスさんの言葉に従い、家へと入ると、ほこりの一つもない、すごくきれいな家だった


 「もうこんな時間だし、夕飯にするか」


そういい、キッチンへと行くセレス、そのあとをエレナがついていく


 「お姉ちゃん、私も手伝う~」


 「ありがとう、でもエレナは休んでな」


そういってセレスさんは一人キッチンへと向かっていった


少し待つと、キッチンからいい匂いとともに、料理が運ばれてくる


それを食べ終わり、セレスから病気について聞かれる


 「それで、リズちゃんだったね、病気は治ったんだね」


 「はい、とある人に治していただきました」


 「よかったね、ごめんね、何も手を貸せなくて」

 

セレスは、回復魔法も使えなく、リズが苦しんでいても、何もしてやれないのが悔しかったらしい


 「また、何かあったら、ぜひ頼ってくれていいからね」


 「はい、ありがとうございます」


 「先輩が、いてくれたらもっと早く治せたかもしれないのに」


 「そうなんですか、でも、もう治ったので大丈夫ですよ」


話をした後、軽く水で濡らしたタオルで、体をふく


風呂などはよほどの金持ちなどではない限り、家にはないらしいが、町に大衆用の風呂はあるらしいので、今度はいりに行くのもいいかと思いながら体を拭いていく


体をふいた後、部屋へと案内してもらう


部屋はリズとの二人部屋であった


 「それじゃあ、また明日、おやすみ」


 「「ありがとうございます、おやすみなさい」」


案内してもらったセレスさんにお礼を言い、ベッドに横になる


そして、リズからの迷惑をかけたことの謝罪を受け、疲れがたまっていたのかすぐに眠りにつく



翌朝、目が覚めると、エレナと、セレスが話し合っていた


 「アルカたちは、この後、王都で何かすることはあるの?」


 「いえ、とくには決まってないですよ?」


 「そうかい、なら学園に行くかい?ちなみに、エレナは行くってゆってるよ」


 「行ってみたいです」


この王都には学園があり、武術や魔術を学ぶことができる、学園へは12歳から入学が可能ということでリズも問題なく入学ができる


 「それじゃあ、さっそく、朝飯食べたら、申し込みに行くよ」


軽く朝飯を食べ終わり、学園へ入学手続きをしに行く

これにて第一章は終了です、次回から学園編へ行きます

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