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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第2章  学園編
61/128

閑話  女子会

・閑話・

side:エレナ・ルーシュ



 「それで、どこに行くんですか?」


先ほど、訓練場で話してて、仲良くなったナナとミホがもっと話したいから、放課後一緒に遊びましょ,

と誘われたが、どこに行くのかわかっていない


 「そうね、本当は服とか身に行きたいんだけど、この時間だからね、私たちの泊っているところで、甘いものでも食べましょ」


さすがに、この時間になると、大体は酒場などしか開いていなく、遊びに行くところはほとんどない、なので、今日はお茶をするようだ


 「さて、ついたわよ」


三人についていって、到着した場所は、結構大き目な酒場と宿が一体化した建物だった


 「ここ、女子専用の店だから、女子会するにはうってつけよ」


男子がいたらできないような話も、この場所なら問題が内容ではあるのだが、男子がいたらできない話って何だろう、と考えながら、中に入っていく


 「たっだいま~」


先頭を歩いていたモエが、そういいながら建物に入っていく


 「あら、おかえり、ん? 見ない顔の子がいるわ」


店に入り、お迎えしてくれたのは、おそらくこの宿の店員だろう、エプロンを付けた女性がトレイを持ちながらこちらに歩いてきた


 「そそ、今日お友達になった子!」


ミホが前に出て、私たちのことを紹介をしてくれる


 「まだこの時間って、パンケーキ出せる?」


ナナが店員の人に、何かを伝えており、その間に、ミホとナナに連れられて、席に着く


そのあとに、モエが遅れてやってきて席に着く


 「食べ物は私のおすすめを頼んどいたから、飲み物を決めましょ!」


そういいながら、メニューをこちらに見せてくる


 「それじゃあ・・紅茶で」


 「私は、ミルクでお願い」


エレナが紅茶、レリアがミルクに決めて、店員に注文をする


 「それじゃあ、女子会始めましょ」


ミホが手をたたきながら、そういう


 「女子会って、なにするの?」


エレナは、女子会という言葉は知っていたが、実際に何をするかをあまりよくわかっていない


 「そうね、まあ一番の目的は恋バナ、かな」


 「恋バナ?」


 「うん、恋バナ」


 「ってなに?」


恋バナという言葉が、よくわからなかったので、聞き返すが


 「え、知らないの?」


驚いたような顔で、4人に見られる


 「え、え? なに?」


いきなりそのような反応をされたので、焦りながらみんなを見る


 「ねえ、レリア、この世界にも、恋愛ってある?」


 「もちろん、あるよ」


ミホが、イオリに何か確認をとっている、もちろん恋愛という言葉も知らない


 「それじゃあ、エレナが特別知らないだけ?」


 「うん、そうなる、子供でも知ってることだし」


どうやら、話を聞いていると、恋バナも恋愛も、子供でも知っているものであるらしい


 「じゃあそこから説明かあ、じゃあエレナ、好きって言葉はわかる?」


悩みながら、モエがそんな質問をしてくる


 「それはわかるよ」


好きという言葉はさすがにわかる、ちなみに私はレタスが好き


 「好きって言っても、ものに対してじゃなく、人に対してよ?」


エレナが、自分の好物について考えていると、そう口を挟まれる


 「人?」


よく意味が理解できなく、聞き返す


 「やっぱり、ねえエレナ、アルカ君とは、どんな関係?」


 「アルカと? うーん、幼馴染?、家族? 違うなあ」


よく考えてみると、アルカは私にとっては何なんだろう


幼馴染というのは、何か違う、村の他の年の近い人たちは幼馴染と呼べるが、それとアルカとを比べると、何かが違う


家族というのも、親が違うのだし、間違っている


 「うーん・・・」


 「すごいなやんでる」


 「お待たせ~」


悩んでいると、どうやら注文していたものが届いたようで、次々に皿がおかれていく


 「わあ、なにこれ」


目の前に出された皿には、とてもきれいなものが乗っていた


 「これはね、パンケーキって言って、私がこの宿で食べれるようにいろいろ教えたものなの!」


どうやら、ミホが、自分で食べたいからと言って、この宿の店員に、作り方と材料を伝えて、作ってもらったところ大盛況で、ほかの客にも人気になったようだ


 「とてもおいしそう、でも、食べるのがもったいないわ」


盛り付けがすごくきれいで、食べるのがもったいない気持ちになる


 「それはそうだけど、食べないともったいないわよ」


モエとナナは運ばれてすぐさま食べ始めている


どうやらこのパンケーキというものを見るのが初めてなのは、エレナとレリアのみらしい


 「エレナ、食べましょう」


ずっとこのきれいなものを見ていたいのだが、そういうわけにもいかないと思い、意を決してナイフとフォークを手に取る


 「どうやって食べるの?」


 「見てて」


食べ方が良くわからなく、ミホをちらっと見ると、教えながら食べてくれる


それをまねて、食べ始める


 「・・・!!」


一口食べ、そのその味に驚き、レリアと顔を見合わせる


 「なにこれ」


 「こんな食べ物、初めて」


エレナがいつも食べる甘いもの、クッキーやチョコレートといったものと違い、控えめであるが、確かに甘さがあり、ふわふわの食感が、とてもおいしい


それからというもの、手が止まらずに、食べ進めていく


 「はあ、おいしかった」


 「そうだね」


レリアも同じく食べ進めていたようで、ほぼ同じタイミングで食べ終わったようだ


 「わかるわ~、その反応、私もこっちに来てから、初めて食べたからね」


モエが二人の反応に共感してくれる


 「この紅茶もおいしい」


 「ここは、飲み物も全部おいしいからね」


甘いものを食べた後に飲む紅茶はとてもおいしく、ほっとしていると


 「それじゃあ、話の続き、で、アルカ君はどうなの?」

 

 「アルカか・・・」


改めて考える


 「それじゃあ、聞きかた変えてあげる、アルカ君が、ほかの女の人と二人で出掛けたり手をつないでたりするのは、いや?」


待っても答えが出ないと思ったのか、レリアが、質問を変えて聞いてくる


 「それは嫌、考えただけでもなんだか胸が痛くなる」


レリアが言ったことを、頭の中で、想像する


もしアルカが、たとえ私が知っている女性だったとしても、二人で出かけたり、ましてや手をつないでいるところを考えると、胸が痛くなる


 「そうよね、それはね、好きってことなの」


 「好き?」


改めて、ミホと、レリアにそう伝えられる


 「そっか、この気持ちが、好きって気持ちなんだ」


 「そそ、もっと一緒にいたい、いろいろなことをしたい、そんな気持ちが、好きってことだよ」


心の中で、アルカのことを考える


昔から、時々思うことがあった、アルカとは常に一緒にいたい、ただ、そんなことはアルカの迷惑になると思い、胸の内に秘めていた


 「ちなみに、アルカ君にも聞いたら、同じ気持ちだったよ~」


 「えっ、ほんとうに?」


ミホが、飲み物を飲みながら、そう言ってくる


 「うん、エレナとおんなじ、好きってことも最初はわかってなかったけど、話を聞くに、エレナのこと好きなようよ」


 「そっか、ふふ、うれしい」


その言葉を聞き、自然と笑みがこぼれる


 「うわ~、アルカ君がうらやましいよ、こんなかわいい子にと両想いなんて」


モエが何かを言っているが、まったく耳に入ってこない


 「なんだか、熱くなってきた」


顔が熱くなり、パタパタと手で仰ぎながら、冷ましていく


 「なにかに目覚めそう」


 「ね、かわいすぎよ」


 「初心ね」


モエ、ミホ、ナナがエレナを見ながら各々そう言う


 「この気持ちを伝えるなら、どうしたらいいかな?」


 「アルカ君に伝えるには?」


どうやって、この好きという気持ちを伝えればいいかをみんなに聞く


 「アルカの誕生日、明後日なんでしょ? 多分その時がいいと思うよ」


レリアがそう言ってくる、両想いなら気持ちを伝えるには何かの記念日がタイミングは良いらしい


 「まあ、普通なら、微妙なところだけど、両想いなら問題なし、むしろ最高のプレゼントになるかも」


もし、片思いなどの場合、誕生日なんかに思いを伝えるのは、あまりいいとは言えないらしいがエレナとアルカは両想いであるので、問題はないらしい


 「それじゃあ、その日に伝えてみる」


そう決意した瞬間、アルカの誕生日を特にいつも通りに祝うだけだと思っていたが、急に緊張してくる


 「それじゃあ、いろいろ計画を練りましょうか」


モエとナナが、その日、どのような動きをするかを、一から考えてくれて、それを参考にしながらエレナ自身が決めていく


 「こんなもんかな、あとはエレナが頑張るだけよ」


 「うん、みんなありがとう、頑張るよ!」


完璧と言っていい計画を練り終えて、とりあえず今日は他の話を楽しみ、明日から準備に入ることにする






ここにいるみんな、この計画が成功すると信じて・・・・

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