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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第1章  プロローグ
2/128

祝福の日

・2・

side:アルカ・ロワール




祝福の日がやってきた


今年の祝福はアルカがいる、この村[サローラ村]で行われることになる


祝福を受けるのはアルカとエレナ、そして周辺の村の子供たち4人の合計6人であった


 「アルカ、今日のお昼から祝福があるからそれまでにちゃんとした格好に着替えといてね」


 「あい~、わかった~」


人生で一度しか受けられない祝福であるのできちんとした格好で受けることになる


きちんと着替えた後、顔を洗い、準備を終えた


 「アルカ~、準備はできた~?」


 「できたよ~」

 

黒のズボンと白の上着を着てきちんとした格好で1階へと降りて行った


 「お兄ちゃん、かっこいいね」


 「ありがとう、リズ」

 

格好をほめてくれるリズの頭をなでてあげると嬉しそうに目を細めながら笑っていた


 「お兄ちゃんのなでかた、すき~」


 「そうかそうか」


そんなかわいいことを言ってくれるリズの頭をさらになでてあげた


 「そろそろ教会に向かうわよ」


 「はーい」」



村のはずれにある白い材料で作られた小さな教会のような建物、ここで祝福が行われることになる。


 「なんか、緊張してきた~」


 「お兄ちゃん、がんばって!!」


 「ありがとう、行ってくるね」


そうして教会の扉を開き中へと入っていく。

そこにはすでにエレナと他の村の子供たちが中で待っていた。


 「おーい」


 「あっ、エレナ」


 「おはよう、アルカ」


 「おはよう、緊張するね」


 「そうだね~、どんな祝福を受けれるかな~」


 「エレナは、祝福をもらったあと、どうするの?」


この村では祝福の後、15歳になる頃にこの町に残り家族の手伝いをするか、村を出て旅に出るかを選ぶことになる。ただ強制ではないため村を出た後すぐに帰ってくることもできる。


冒険に出るのが15歳くらいが適正であるためこのような決まりをつくっただけである。


 「ん~、私は王都に行ってみたいの!」


 「おもしろそうだね!」


 「ねえ!アルカも一緒に行こうよ」

 

 「お父さんたちが、許してくれたら、行きたいな」


 「やった~、アルカと一緒ならさみしくないしうれしい!!」


そんな話をしているうちに祝福の時間となった。


「さて、そろそろ祝福の時間じゃよ」


神父の格好をしたおじいさんがみんなに声をかける。


 「では、まず誰からするかね?」


 「はーい!わたしがいい!!」


エレナが大声で答えた。特に他に立候補がいなかったのでエレナからすることになった。


 「では、そこのお嬢ちゃんから時計回りにしていくとするかのう」


 (ということは僕は最後か・・)



 「それでは、ゆくぞ」


 「全知全能の神よ此処に新たなる信徒として誕生するものに神聖なる加護を、そして祝福を与えよ」


神父さんがことばを唱えたその瞬間エレナの体が光に包まれた。


 「加護はそなたに与えられた、後ほど確認してみよ」


エレナは頭を下げて元の位置へと戻っていった


*************


他の4人の祝福も終わり、アルカの番となる...


 「さて、最後の祝福者じゃな、ではゆくぞ」


 「はい」


 「全知全能の神よ此処に新たなる信徒として誕生するものに神聖なる加護を与えよ」


アルカの体が光に包まれて無事全員祝福を受けることができた。

 

 「これで祝福の儀は終わりじゃ、確認してみるといい」

 

祝福が終わると同時に、目の前に文字が浮かんできた


その文字を認識すると同時に、頭に何かが入ってくる


    

   魔法 ・光魔法(下)

      ・火魔法(下)


   技能 ・剣術(中)


を入手しました。

      

 ザッザザ・・・


 いきなり頭の中にノイズが走った。


 「初めまして」


頭の中で単調な女性の声が響いた。


 



今回はだいぶと短くなってしまいました

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