孤児院の開設
・19・
side:ルーク・ヴァレンティ
孤児院についての詳細を出して、施設を探すために商業ギルドへと向かう
商業ギルドへと入ると、数人商人らしき人が、職員の人と話をしている
空いている職員のところへと行き、話しかける
「おはようございます」
「はい、おはようございます、御用をお伺いします」
「少し大きめのたくさん人が住める場所を探しているのですが、どこかいい場所はありませんか?」
「ご希望の場所などはありますか?」
「そうですねえ、学園の近くなどはありますか?」
「学園の近くですと、少し値が張りますが大丈夫ですか?」
「はい、ある程度なら大丈夫ですよ」
職員にいくつかの候補の資料を見せてもらう
見せてもらったほとんどの建物は学園の近くにあるが、想定していたものより、一回りほど小さい間取りとなっている
「一応、すべて見て回ってもいいですか?」
「はい、わかりました、少々お待ちください」
少し待っていると、奥から先ほどとは違う人が出てきた
「案内をさせていただきます、ルーカスと申します」
案内役のルーカスさんとともに候補の建物の元へと向かう
資料どおり、の間取りとなっており、少し小さかった
「これより大きな物ってありますか?」
「そうですね、一応希望の通り、学園の近くでしたら、この建物が一番大きいのですが」
「そうですか」
「お金に制限を付けないのなら、土地を買ってそこに建物を建てるということもできますが」
「そうですね、そうしようと思います、この辺りにいい土地はありますか?」
ルーカスさんは手元にある資料に目を落として少ししてから答える
「この近くにここの土地の一回り大きい土地はございますが、手つかずの土地となっておりまして、かなり荒れていますが、いかがですか?」
「荒れているのは自分で何とかしますので、そこをお願いします」
ルーカスさんの言葉に即答して土地を買うことにする
一度商業ギルドへと戻り、購入の手続きを行う
「建築家への紹介は必要ですか?」
「いいえ、大丈夫ですよ、知り合いにいますので、そこにたのんでみます」
「わかりました、はいここにサインしていただければ手続きは完了です」
契約書にサインをして、土地の場所へと向かっていく
到着すると、そこは草が生い茂り、地面には所々大きな岩があり、そのままでは家を建てることができないほどであった
「想像よりひどいなあ」
とりあえず、風魔法により草を刈り、土魔法により大きな石を砕き地面をならしていく
ある程度終わらせた後、知り合いのドワーフが経営している工房へと向かう
「すみませーん、アレンさんいますか?」
「あいよ、ちょっと待ちなすぐ呼んでくるからよ」
しばらく待っていると奥から一人のドワーフが出てくる
「おう、ルーク!何の用だ?」
「お疲れ様です、土地を買ったので、そこに家を建ててほしいんですよ」
「家か、いいぜ、設計図とかは決まっているか?」
「いいえ、お任せしようと思って、必要な部屋とかだけ伝えるんで、あとはお任せします」
「了解だ、今から始めたほうがいいか?」
「そうですね、なるべく早くがいいです、材料などはこちらで用意するので必要なものは行ってください」
孤児院では、子供と大人の女の人しか入れる予定がないため、なるべく丈夫で安全なものにしたいということも伝えて、必要な道具を聞いて用意をしに行く
「え~っと、まずアリアントの木か」
アリアントの木とは[黄昏の森]に生息する気に擬態した魔物アリアントを倒すと採集できる木材で、普通の木材より丈夫で軽くなっている
しかし、アリアントは強力でさらに群れで生息しており、一般的な冒険者ではてこずるような魔物である
一度家に帰り、暇な人を集めて、一緒に採取に行くことにする
集まったのはマナミナの双子とハルの三人だけであった
「ごめんね、お勉強中に」
「全然大丈夫なのです、勉強は嫌いだから!」
「それじゃあ、息抜きに行こうか、でもしっかり勉強もするんだよ?来年からは君たちも学園に入るんだから」
「大丈夫です、ある程度の基礎はついているので、授業はついていけます」
三人とも来年から学園に入ることになっており、そこでの授業についていけるように、レイナに勉強を教えてもらっている
レイナはかなり頭がよく、昔は現主席のククルにも勉強を教えていた
いろいろと準備をして家を出る
「まず森に行く前に、冒険者ギルドに行こうか」
森に行くついでに、何か依頼を受けてから行くことにする
「なにかいい依頼はあるかな?」
「これなんかどうですか?」
ハルが依頼の紙を持ってくる
依頼の内容は森の調査と魔物の数を種類に関係なく減らしてほしいという内容である
この依頼を受けてさっそく森へと入っていく
「まず注意事項として、アリアントは魔法で倒さないでね」
「なぜですか?」
「今回はアリアントの木が必要で来ているから、魔法だとうまく採集できないからだよ」
「それじゃあ、武器でのみってことですか?」
ハルがちょっと嫌そうに質問をしてくる
「そうだよ、君たちを連れてきた理由にも入るしね」
三人とも、最近は魔法ばっかり使って、近接戦を全く使っていなかったとミーシャからチクられている
「まあ、危なくなったら魔法は使っていいから無理しない程度に練習しようね」
魔法ばかり使っていると、確かに魔力や魔法の威力は伸びるが、相手に近づかれた場合に対処が遅れることになり、それが命取りになるようなことがあるのでルークはなるべく均等に使うように教えていた
「とりあえず、使う武器は決めたかな?」
「まだなのです!!」
「まだです、、、」
「刀がいいです」
マナとミナはまだ決まっていなく、ハルは刀がいいと答えた
「刀か、結構刀術を覚えるのはきついけど本当にそれでいくの?」
刀術を覚えるには、剣術、短剣術をそれぞれ極級まで上げて、特定の条件を満たすと覚えることができる
極級まで上げることは時間はかかるがそれほど難しくない、しかし特定の条件というのが厳しくなっている
「頑張ります!でも手伝ってほしいです、、、」
ハルが申し訳なさそうに言うので頭をなでて答える
「当たり前だよ、条件は結構危ないからね」
「ありがとう!!!」
ハルが嬉しそうにお礼を言った
それから危険があるわけでもなく、森の調査とアリアントの木も集め終わり、ギルドへと報告に行く
報告が終わった後は三人を送り届ける
「それじゃあ、マナとミナは武器決まったら教えてね、ハルは暇な人がいれば誰か手伝ってくれるから、剣術と短剣術は頑張ってね」
三人を送った後はアレンさんに材料と必要な部屋を書いたメモを私に行く
「アレンさん、アリアントの木持ってきましたよ」
「おう、ご苦労さん、木材以外の材料はこっちで用意しといたからあとは任せな」
「わかりました、ありがとうございます、どれくらいでできそうですか?」
「急げば三日で完成できるがどうする?」
「なるべく急ぎでお願いします」
いつまでも向こうにユーナたちを残すわけにはいかないのでなるべく早く終わらせてもらうように頼む
「了解だ、金のほうは終わり次第もらうから用意しておいてくれ」
建物が完成するまでの間にユーナたちを迎えに行くことにする
その迎える方法として魔法での転移は使用することができない
ルークがつける移動系の魔法は[影渡り]と[転移魔法]の二つである
まず影渡りは一人専用であるので、選択肢に入らない
もう一つの転移魔法、これは古代魔法の一種でありある程度の魔力がないと危険がありこれも使うことができない
となると地道にガルシアまでいかないといけないが、さすがに子供たちもいるので徒歩では無理だろう
ということで馬車を購入してそれで連れてくることにする
とりあえず馬車だけを購入し、それを引く馬は家で飼っているバトルホースという馬を連れていく
この馬は普通の馬より一回り大きく転移魔法に耐えれるほどの魔力を持っているので連れていくことが可能である
さっそくユーナたちの元へと転移をする
*************
転移魔法は少し時間にラグがあり向こうでは昼を少し過ぎたぐらいだったが、今は日が沈みかけている
距離によりかかる時間が異なり王都からここまでだと3時間ほどかかるくらいである
教会の前に移動して教会に入っていく
「戻りました、何か問題などはありましたか?」
中に入ると、子供たち二人は遊んでおり、ユーナとシュナは二人で飲み物を飲んでいた
「ルークさん、おかえりなさい、特に何もなかったですよ」
「おかえり!!!」「おかえりなさい」
ユーナに続いてユンとセリナもお出迎えをする
「馬車を持ってきたので、王都へと向かいますが、すぐに出れますか?」
「少し待ってください、荷物をまとめますので」
四人の荷物をまとめるのを待っている間に、外に出て、空間魔法で収納していた馬車を取り出して、バトルホースへとつなげる
少しバトルホースと戯れていると四人が荷物を持って出てくる
「ルークさん、準備できました」
「わかりました、荷物のほうは預かりますね」
四人の荷物を受け取り、馬車にのせていく
「それではみなさんは後ろに乗ってください」
ユーナとシュナが二人の子供を乗せてあげて、そのあとに自分たちも乗り込む
「それじゃあ、出発しますね」
「はい、お願いします」
バトルホースに合図を送って王都に向けて出発する
「すごいですね、この馬車、全然揺れないです」
「ちょっと待ってる間に改造をして揺れを少なくしておきました、結構長旅になるので、疲れないようにです」
「そうなのですか、ところでどのくらいかかるんですか?」
「長くて10日ほどですね、この馬は普通の馬と違って速度は速いですしそこまで休憩を必要としませんので早く着きますよ」
そこから食事などの際に休憩をしながら、進んでいく
三日をほどたち、いろいろと消耗品などの買い足しのために町による
「わーい!!たんけんしよ!」
ユンがテンションが上がって走りだそうとする
「こら!ユン!あぶないですよ!」
それをユーンが止める
「少し観光しますか?」
そう提案すると
「いいの!!」
ユンが嬉しそうに反応した
「いいのですか?」
「はい、少しぐらいなら大丈夫ですよ」
少し観光をすることになり、いろいろなところを見て回る
歩き回っていると手作りらしきアクセサリーを売っている女の人に声をかけられる
「そこの兄さん、かわいい女性を四人もつれて、いい身分だね~、ちょっと見ていかない?」
「そうですね、少し見ていきましょうか」
「どの子が本命だい?」
「そんなの選べませんよみんなほしいものはある?」
あやふやに返事をしてごまかし、四人に話しかける、幸いにも四人には会話は聞かれておらず助かる
「これがいい!」
「私はこれ」
ユンは赤い石がついた首飾り、セリナは青い石のついた髪留めを選んだ
「私はいいですよ、なんだか高そうですし」
「私も、、」
そういいながらもそれぞれ気になるものに目線が向いていた
「それじゃあ、これとこれもください」
「えっ!大丈夫ですよ!!」
「これは僕からのプレゼントですよ」
「そうだよ、ここは素直に買ってもらいな」
「、、すみません、ありがとうございます」
顔を赤らめながらお礼を言う二人
「はいよ、それじゃあ、合計で金貨8枚だよ」
「!!そんなにするんですか!!やっぱり大丈夫です!!」
「気にしないでください」
「本当に買うんだね、はい、どうぞ、袋に入れる?」
「いえ、大丈夫ですよ」
そのまま受け取り、みんなにつけていく
ユーナには緑色の石と花がついた髪飾り、シュナにはピンクの石の首飾りを選んだ
「ありがとうございます!!!大切にします!!」
「ありがとうございます!!」
そんなこんなしつつ、必要なものを買い足して、町を出発する
「ここからはずっと、王都へ向けていきますので」
「はい、わかりました」
子供たちは観光して疲れ果ててしまい、眠りについている
道すがら、ユーナたちは、どうしてルークがあの境界にいたのかを質問をする
「あそこにいた理由は、あそこのさらに森の奥には城跡があります」
「はい、教会からはギリギリ見えていました」
「そこには、僕の姉と妹がいます」
「??それならなぜ一緒にいなかったんですか?」
「まあ、いろいろと理由があるんです、それもお話ししますね」
「はい」
姉と妹がその城跡にいる理由、なぜ一緒にいないのかなどの理由を話す
「姉と妹は、そこから出ることができないんです、いいえ、僕が出れなくしました」
「、、、何か理由が?」
「はい、姉は、とある魔物、、、いえ今は怠惰の魔王になりました、そいつに魔物化させられました」
ユーナとシュナは驚いた顔をした
「そして魔物化した際、一緒にいた僕と妹を殺そうとしました、その時に姉と殺されそうになっていた妹を封印しましたが姉の封印には失敗して、その場にとどめておくことしかできませんでした、妹の方は成功したので、殺される心配はありませんが」
「それを見張るためにあそこにいたんですか?」
「まあ、それだけではありません、たまに、あそこには姉たちを討伐しようと冒険者が来ます、そいつらから守るためにあそこにいました」
「!それじゃあ、今は大丈夫なんですか!?」
「はい、今は他の人に見張ってもらってます」
「そうなんですか、すみません、ご迷惑をおかけして」
「気にしないでください」
ルークの姉たちを治す方法は調べてみたが見つからなかった、ただ治す方法はわかっている
しかし今はそれを使うことはできない
話を終えた後は特に何も起きることがなく王都へと到着した
そして完成していた孤児院へと四人を連れていき、やってほしいことの説明をした
「後日この王都にいる奴隷になった子供を連れてくるので、面倒を見てほしいのですが。大丈夫ですか?」
「はい、もちろんです、いろいろしてもらったので、お礼として頑張ります」
「ありがとうございます、それではまた後程」
ユーナたちと別れた後は、奴隷の話を聞くためにマインの元に行くことにする
今回は特に急ぎではないので、普通に歩いていくことにする
「お疲れ様です、今マイン様はいますか?」
「お疲れ様です、ルーク殿!マイン殿下は今ご自分の部屋にいます!!」
「ありがとうございます、行ってもいけますか?」
「はい!ルーク殿なら問題ありません!」
「自分で言うのもなんですが、一応本物か確認した方がいいのでは?」
「たしかにそうですね、それではこれに触れてください!」
門番に水晶を出されてそれに手を添える
これは魔力を登録したものが触れると青色に光り、未登録のものだと赤く光る
これに登録しない限り、王城には入ることができない、一種の身分確認のようなものである
水晶は冒険者ギルド、商業ギルドにも置いてある水晶につながってあり、王城にある水晶のみ、そこから個人情報を確認することができる、よって犯罪履歴なども確認することが可能である
「はい、確認が終わりました!通って大丈夫です!」
許可も下りたので、マインの部屋へと向かう
「マイン、入るよ」
マインの部屋に入るとマインとジャストがいた
「あっ、ルークさん、どうしたんですか?」
「奴隷について聞きたいことがあってきたんだけど、ジャストさんに聞いた方がいいかな?」
「そうですね、ジャストの方が詳しいと思うので」
「それじゃあ、ジャストさん、お願いしていいですか?」
「それでは、隣の部屋でお話ししますね」
隣の部屋に移動して、話を聞く
「何について聞きたいですか?」
「今この国にいる奴隷についてです、あ、子供の奴隷だけでいいです」
「子供の奴隷ですか、少しお待ちを」
ジャストは一度部屋を出て、少したってから戻ってくる
「一応この王都には大陸中の奴隷の情報が集まりますが、おそらくほとんどあてにならないでしょう、ほかの国に直接見に行けるわけではないので、ごまかし放題です」
「なるほど、それじゃあ、とりあえず、ここにいる奴隷について教えてください、ここのは正確ですよね」
「はい、そうですね、では、まず子供の奴隷ですが、借金奴隷が12名、あとは様々な理由で奴隷にされた子が8名いますね」
「それはどこですか?」
「南区のロッカー商です、大体の奴隷はここに集められています」
「それじゃあそこ以外には子供の奴隷はいないんですね?」
「そうですよ、ほかのところは大体戦争奴隷ばっかりですね」
この王都では南区以外では奴隷は仕事の雑用に使われるようになっており、性的目的の奴隷の使用は犯罪となっている
たとえ奴隷に落ちても、人権は発生しており、きちんと意思は尊重される
奴隷の購入には購入者と奴隷の双方の合意がない限りはできないように法律ができている
しかしそれはこの王都だけであり、ほかの国では性奴隷は普通にいるという
奴隷が子供の場合、本人に代わり、奴隷商人が判断をして手続きを行う
もし、購入者が奴隷を邪険に扱ったり、法律を破って性奴隷にしたりすると商人が責任を問われるので子供の奴隷を変えるものは限られている
「あそこの商人は結構頑固ですので、こちらから連絡をしておきましょうか?」
「はい、一応お願いしてもいいですか?」
「わかりました、ところで購入後はどうするつもりですか?」
「本人次第ですけど、自分の家に帰りたいと言ったら送り届けるつもりです、もし帰る家がないもしくは帰りたくないといった子がいたら面倒を見るつもりです」
「あなたの家でですか?」
「いえ、新しく家を建てたので、そこで暮らしてもらいます」
「わかりました、それでは連絡しておきますので、今すぐ行きますか?」
「そうですね、家にお金をとってから行くのでもう少し後ですね」
そこから、ジャストと別れて、ルークは家に、ジャストは手紙を書いてそれをロッカー商に送った
ルークは家につくと、家にいる女の人を集める
「今いるのはアイシャとレイナだけ?」
「そうだよ~、ミーシャたちはハルの剣の修業に行っちゃったよ、あとの人たちはわからないけど」
「そうなんだ、じゃあ、とりあえずついてきてもらっていい?今から奴隷を買いに行くから」
「りょうかいで~す」
家のみんなには前々から奴隷のことについて説明と相談をしていたので、すぐに理解してもらえる
アイシャとレイナを連れていく理由としては、なるべく商人に警戒をしてほしくないからである
もしルークだけで行くと、小さい女の子の奴隷を買う際に疑われて、ジャストに紹介されていても売ってくれないかもしれないからである
それに一人で数十名を一気に案内するのはさすがに骨が折れるからである
それから南区に到着し、入る際に門番にロッカー商店の場所を聞き、そこに行く
ロッカー商店につくと、店の前に一人の老人が立っていた
「おや、あなたがルークさんですかな?」
「はい、ルーク・ヴァレンティです、今日は子供の奴隷を購入しに来ました」
「大体の話はジャスト殿から聞いております、子供たちはもう部屋におりますので、直接会ってあげてください」
意外とあっさりと購入できることになる、老人に聞くと、ジャストさんにあれほど信頼されているのなら疑いようがないということらしい
「ここにみな集まっております」
子供たちがいるという部屋に入ると18人の子供がいた
「18人ですか?」
「はい、あとの二人は原因不明の病気にかかっておるので、この部屋には連れていないのです」
「なるほどです、それでは先にこの子たちと話させてもらいます」
三人で一人一人に話しかけて、帰る場所はあるのかそしてある場合、そこに帰りたいかを聞いていく
しかし全員、帰りたくないと答えた、ここにいる子供たちは先ほどの老人、ロッカー氏本人が各地を回って、親に虐待されたり、面倒を見るのを放棄したりと、愛されていない子供を買い取っていたらしい
「それじゃあ、みんな、うちで面倒を見るから、安心してね、決して捨てたり暴力をふるったりはしないから」
そういうが言葉だけでは信用されないのか、あんまり皆の顔色は良くない
「信用されてないですね~」
「まあ、それは徐々にならしていけばいいよ、とりあえず二人でみんなを連れて行って」
「は~い、前に行っていたところでいいんだよね?」
「うん、そこにユーナって子がいるから、その子にもいっといて」
「りょうか~い、じゃあ先に行っとくね」
二人を先に孤児院に行かせて、ルークは残りの二人の元へと向かうことにする
「残りの二人の元へ案内してください」
「ですが、病気にかかっており、とても弱っております、おそらくもうじき命は尽きると思われますが、」
「大丈夫です、案内してください」
「、、、、わかりました」
案内されて、先ほどの部屋とは違い、地下へと向かう
地下へと行き、手前の部屋に入る、するとそこには子供が二人ベッドに寝ていた
「この子たちですか?」
「はい、治癒師に見せても原因が不明で、なんとか延命するしかできませんでした」
一度部屋を出てもらい、子供たちに語り掛ける
「初めまして」
「こんにちは、どうしたんですか?」
二人のうち一人は何とか話せる状態であったが、もう一人はもう声も発することができないくらい弱っていた
(とりあえず、原因を探るか)
[真実の目]
エマ・アルノイラ
LV:2
種族:人間
生命:12/12
魔力:68/68
攻撃:3
防御:4
魔攻:9
魔防:11
体力:12
俊敏:9
知力:22
状態:魔力暴走(余命:96日)
加護:???の加護
スキル:なし
魔法:なし
(この子は魔力暴走か)
魔力暴走はごくまれに魔力が多い子供に起こる症状である、この症状は放っておく発症してから約3年ほどで死に至る病気である
(まだこの子は軽い病気か、問題はもう一人の子か)
レイニー・スー
LV:3
種族:人間
生命:22/22
魔力:12/12
攻撃:6
防御:12
魔攻:11
魔防:9
体力:12
俊敏:15
知力:19
状態:死の宣告(9)
加護:なし
スキル:なし
魔法:なし
(死の宣告か、、、、かわいそうに)
死の宣告にかかっているということは定期的に強烈な痛みに襲われるという子供には地獄のような状態である
ルークはその子の頭をなでながら、一つの言葉を唱える
[引継ぎ]




