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麗しき世界に始まりを告げよう  作者: 森のスダチ
第4章 全ての始まり
109/128

友人との再会

・99・

side:神薙 カホ


 

 「了解、じゃあアイラさんが来るまではあまり無茶はできないな」


 今はセニアさんの言葉を神代君に伝えて、今後することの話をしている


 「そうだね、セニアさんが暇なときに武器を新調した方がいいって」


 「それもそうだな、それなら今日行っておくよ」


 「うん、鍛冶屋教えようか?」


 「いや、いつも行ってるところがあるからそこで見てみるよ」


 「行きつけのところあるんだ」


 「ああ、俺は接近戦メインだからな」


 神薙は魔法が主体であるので剣の手入れは自分でできるくらいのことしかしていなかったが神代君はちゃんと鍛冶屋で手入れを任せているようだ


 「それより、アイラさんが来るまでのことを考えないと」


 「いつ帰ってくるかわからないんだろ? それなら今できることをやっておくか」


 「今やっておく?」


 「必要になりそうなもの、そうだなポーション、包帯とかの補充だな、アイラさんが来てから時間を無駄にしたくないからな」


 「たしかに、その方がいいかも」

 

 必要なものの補充なら、アイラさんやセニアさんがいなくてもできるので今のうちにしておく


 「それじゃあ、アイラさんが来たら伝えに行くね」


 「了解、それじゃ」


 そういって、神代はそのまま出かけて行った


 「よし、じゃあ私も」


 いったん部屋へと戻り、今の手持ちを見て必要なものを書き込んでから買い足しに行く


 「よし、一旦はこれで大丈夫そう」


 結構の量の消耗品を買ったので、当分はなくならないだろう


 「今日は孤児院の方に行かずにほかの依頼しようかな」

 

 孤児院の方に行くと基本的に子どものお世話が多いので、今は少し魔物を狩る依頼を受けたい


 「こんにちは! 今日はどういったご依頼を所望ですか?」


 「適当に討伐系の依頼をお願いします」


 「かしこまりました」


 常に受けられる依頼、ゴブリンやスライムといったいなくならないような魔物の討伐依頼は直接受付のところで受けれるようになっている


 「それでは、ゴブリンの討伐お願いしますね」


 「わかりました、それじゃあ行ってきます」


 「お気をつけて」


 今なら、ゴブリン程度なら危険なく狩れるようになったので、とりあえず時間の許す限り狩り続けた

 

 「はあ、もう袋がパンパン、帰ろ」


 討伐証明の部位を入れる袋がもう満タンになったので、一旦戻ることにする


 「お疲れ様です!」


 「はい、ゴブリンの討伐部位です」


 袋を渡して、報酬の計算をしてもらう


 「少々お時間がかかりますので、少しお待ちください」


 「座っておこっと」


 大体計算はすぐに終わるので、一旦ベンチに座ってぼおっとしておく


 「・・・」


 ただぼおっとしてギルドの中を見ていると

 

 ツンツン

 

 「・・・ん?」


 急に後ろから背中をつつかれて誰かと思い振り返ると


 「やっほ、久しぶり」


 「アイラさん!」


 そこにいたのはアイラさんであった

 

 「帰ってきてたんですか?」


 「今帰ってきたところだよ、カホがここに入っていくの見えたからついてきたの」


 アイラはすぐにでも声をかけたかったが、ギルドでの手続きを終わるまできちんと待っていた


 「あ、ちょっと待っててください、すぐ戻ってきます!」


 ちょうどのタイミングで報酬の計算が終わったようで呼ばれたので先にそっちに行く


 「アイラさん、それで、ちょっと話したいことが・・・」


 少しゆっくり話をしたいが、それよりも今はあっちの話をする


 「ん? なに?」


 「どこか移動しましょう」


 ここではゆっくりと説明もできないので、とりあえず宿に戻る


 「よいしょ、それで話って?」


 アイラさんが椅子に腰かけて話を聞く姿勢になる


 「実は・・・」


 事の経緯をすべて話す


 「なるほどね」


 「それで、私たちを鍛えてほしいんです」


 「もちろんだよ、任せてよ」


 もし断られていたら自分たちでどうにか、指南役の人を探すしかないのでアイラさんが引き受けてくれてよかった


 「よし、善は急げ、すぐに行こうか」


 「はい! っとその前に少し寄りたいところがあるんですがいいですか?」


 「いいよ、時間かかりそう?」


 「う~ん、どうですかね、今剣を作ってもらっててそれのために行くので」


 はっきり言ってどれくらい時間がかかるのかもわからないので、何とも言えない


 「じゃあわかった、用事が終わったら王都の外に来て、先に行ってるから」


 「わかりました」


 アイラ自身、この辺りの魔物の強さをいまいちわかっていないので、今のうちにそれを調べておきたい

 

 「じゃあまたあとで」


 一旦分かれてとりあえず昨日行った鍛冶屋へと向かう


 「お、待ってたよ~」

 

 鍛冶屋に入るとすぐに鍛冶師の女性が出迎えてくれて、奥へと連れていかれる


 「入ってもいいんですか?」


 カウンターの奥なので、入っていいのか聞いておく


 「大丈夫、気にしないで、それよりこの三本、握ってみて」


 そういいながら机に剣を並べていき感触を確認させてくれる


 「一番手になじむのはどれ?」


 見た感じはほとんど違いはないが、その中の一本だけ手になじむものがあり、ほかの剣より振りやすかった


 「これです」


 「おっけい、じゃあ一度剣身付けるね」


 一度剣の柄だけを外して、奥から違う剣身を持ってきてその場で付けていく


 「これが作った剣ですか?」


 少し待って出来上がった剣を眺める


 「そ、だけど君の魔力に合ってるかは使ってみなきゃわからないから、一度使ってもう一回持ってきて」


 魔力を通して使う際は人によって差があるのでそれを微調整していくようだ


 「あくまでそれはサブとして使ってね? まだ調整してないものをメインにしちゃだめよ?」


 一応刃はついているが、まだ使い慣れていないのでうまく魔力を通せない場合元の剣の方を使う方が危険性はない


 「ありがとうございます、多分また明日来ます」


 今日使うつもりなので、おそらくまた明日にここにきて調整してもらうことになる

 

 「行く前に、神代君は戻ってるのかな?」


 もし戻っているのなら神代くんも連れて行った方がいいが、戻っていないならどこにいるのかもわからないので、アイラさんが来たことは夜に伝えることになる


 「すいません、神代君って戻ってきてます?」


 「ちょっと待ってくださいね・・・・はい、戻ってきてますよ」


 「ありがとうございます」


 宿の受付で戻ってきていることを確認したので、部屋に向かい呼びに行く


 「うわ!」


 ノックしようとした瞬間に扉が開いたので驚き声が出る


 「あ! すまん!」


 「いや、大丈夫」


 「何か用か?」


 「アイラさんが戻ってきたから、呼びに行こうと思って」


 「お! そうなのか、今どこに?」


 神代はきょろきょろとその場であたりを見回す


 「事情も全部説明して、私たちの修業を付けてくれるから、今から始めるんだけど」


 「引き受けてくれたんだな」


 「うん、今から時間があるなら、行く?」


 「もちろん、丁度俺も魔物でも倒しに行こうとしてたからな」


 よく見てみると、神代は装備もちゃんとしていて、準備万端だった

 

 「それじゃあ、行こうか」

 

 用意もできているのなら、すぐに向かうことにして、アイラさんのもとに急ぐ


 「お待たせしました!」


 王都の外に出て、すぐのところにアイラさんがわかりやすくいたのですぐに声をかける


 「お、大丈夫だよ」


 「アイラさん、おかえりなさい」


 「ありがと、神代君も久々だね」


 二人も軽く挨拶を交わしている


 「さ、急いでいるわけだから、すぐにでも始めようか」


 「はい! ところで、何するんですか?」


 修行といってもいろいろあるが、何から始めるのだろうか


 「一旦手合わせしようか、どれくらい成長しているかも見たいしね」


 そして、その言葉と同時にアイラが木刀を構えて、二人に向き合う

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