カオスダンジョン攻略9
翌日特に打開策もなく結局バタバタするだけして、ほぼ何もできなかった。
出来たのは家の場所を決めただけだ。
名前も聞いてなかった事を思い出し、諦めて会いに行く事にした。
2人から私語紹介してもらって
2人の名前はリリーナとリックらしい。
商人の娘のリリーナで読み書き教育担当23歳
錬金術師のリック勿論錬金術担当で41歳
2人とも優秀そうだ、それになんと商人が気を使って当面の食糧と衣類を準備してくれてた。
顔には出さないが一晩悩んだのに、良いこと、良いことなんだけど腑に落ちない、先に説明してくれたらいいのに。
自分勝手な思いはさておき仕事の話だ。
「リリーナ君は予定通り読み書きを教えて貰いたい、今は人数の関係でゴブリンリーダーを一人づつ、もしくは追加で私に教えて欲しい、今の作戦が終わったらもう少し人数が増える予定だから、大人数向けの講義の準備もゆっくりでいいからしといて欲しい。
リック殿には錬金術をまずは護衛をつけるのでこの森で中級ポーションの素材が取れるか確認してできたら中級ポーションの作成を早速頼みたい」。
リックがそこで声を上げる
「あ、あの、話すのが苦手です、すみません、殿はやめて頂ければ立場が有りますので」。
おおーリックこんな人間だったのか錬金術師ならいくらでも稼げそうだが確かにこれなら身売りもあるか、いやそこじゃないか。
「分かった止めようリック頼んだ、リーダー入ってきてくれ」。
外で待たせてたリーダーを呼んだ。
ガチャリと扉があいて傷跡のリーダーが入ってくる。
「読み書きを教えて欲しい、ホブゴブリンリーダーだもう一人同じリーダーがいるが今は人数の関係上とある場所の守備についている、リリーナは彼に読み書きの指導をリックは外でポーションの材料を探す手伝いと護衛を紹介する」。
一緒に外にでるとミニゴブリンとホブゴブリンとコボルト達が整列して待っている。
「今回の護衛と採取子手伝いだ、ミニゴブリン達はずっと採取をやってた個体が教えてやってくれ、リックが大丈夫ならそのまま出発だか大丈夫か?」
リックはものすごい勢いで首を縦に振る。
「緊張しないでくれ今日は堀の内側はと見学程度で堀の外側をチラ見するだけの予定だ。
護衛も優秀だしそれこそ足元を気をつけてた方が怪我が少ないとおもうぞ、じゃ行って来い安全にな」。
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まずは内側を見学する。
「皆さん丁寧に作業されてたのですね、ここらへんは採取されてますがまた生えてくるように葉を半分だけ採取するなど工夫が見えますいい先生に教わったようで」。
リックの言葉に皆嬉しそうにしている。
「ミニゴブリンは言葉がしゃべれないが分かるので喜んでるよ」。
ミニゴブリンに変わってホブゴブリンが答えてくれた。
それからリックは中級のポーションの材料とついでに解毒のポーションの材料の採取の仕方などをミニゴブリンに教える
ミニゴブリン達は飲み込みが早く何度か教えたら自分たちだけで採取をどんどんしている。
「皆さん流石に慣れてますね、これなら内側は任せて大丈夫そうですね、護衛のホブゴブリンさんどうでしょう、ここで私達堀の外の少し見て回るのはそうすればいい時間になると思います」。
ホブゴブリンから見てもミニゴブリン達は上手くやれてる。
「そうですね、そうしましょう」。
堀の入り口まで全員で行き、そこを警備してるホブゴブリンとホブゴブリン兵長に挨拶して外の素材の分布の確認にはリックと護衛達だけで出るために二手に別れる




