表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/95

攻略の合間3

その村は皆の間では最前線の村と呼ばれてるらしい。

跳ね橋の前でホブゴブリンが名乗りを上げる。

「我々は使徒様の眷属、以前ここで話した荷物も持ってきた、使徒様から代金が届くまで待たせて頂きたい」。

しばらく待つと跳ね橋がゆっくり降りた。


すぐにホブゴブリン兵長が指示を出す

「中に入るのはリリーナ、リック、後は俺たちだけの12人だ」。

すぐにメンバーが集まって促され橋を渡る。

渡ってビックリしたのは橋の上げ下げをしていたのがホブゴブリンだった、それ以外にもあっちこっちにゴブリンの姿が見える。


橋を渡って待っていたのは騎士と別のホブゴブリンだった。

「よう兄弟戻ってこれて無事で良かった」。

手を挙げて私達を案内してくれてた、ホブゴブリン達とハイタッチをしていく。

「リーダーこのくらいなら俺たちでも出来ますよ」。

コブリン達の話を聞いてこのホブゴブリンがリーダーなのかと思うが私には見分けがつかない、チラリとリックを見るけどリックも首を横に振る彼もわからないようだ。



次に騎士が声をかけてくる。

「皆さんには本当は客室に泊まって貰おうと思ってたのですが軍の将が抜き打ちで来てまして、取り敢えずテントを立てて置きましたのでそちらでお休み下さい、伝令は既に来てまして、夜にはお迎えは到着するらしいので、一晩泊まって頂いて出発予定です」。

今まで野宿だったのでテントでも嬉しい。

「分かりました、ご丁寧にありがとうございます」。

お礼を言ってテントに案内される。


なんと一人で使っていいらしい、本当に嬉しい。

早速中に入って横になる。

それだけで眠ってしまいそうだ、ホブゴブリン達との旅が休まらなかった証拠だ、彼らがいい人?なのはここ迄の旅でわかってる、でも信頼しきれなかった、そんな自分にため息が出るのと、当たり前と思う自分の両方がいる。

頭の中がぐるぐるしてるうちに待た眠気が来たと同時に、足音が聞こえて来た。


「兄さん、前に話してたのはどうなった」。

「予算は予備費から少し出せる、あとやっと防護結界と魔力砲が準備できた、使徒様が予想した冬の大攻勢にはギリギリだか何とかなるだろう」。

「それは良かった、魔石は貯めてあるから何とかなると信じたいね」。

「なに、もしもの時はこの兄も前線に立つさエルリック兄さんを信じな」。


そんな話が聞こえて来た。

内容からしてヤバい、軍の情報なんて知ったら殺されかねない、私はテントの中にいるのがバレないように息を殺してやり過ごした。


夜は卵をたっぷり使った栄養のある料理を振る舞ってくれた。

なんでも卵も使徒様からの頂き物らしい、今回の取引でも魔核のダークチキンの取引があるらしい流石使徒様だ、うちにもその位目玉商品があれば私を売らずに済んだのに。

そんな事を考えていたら一匹のボブゴブリンを紹介された。

ここから使徒様のダンジョンまで同行するホブゴブリン達を任されてるホブゴブリン兵長らしい。

まだ私には見分けはつかないから愛想笑いと握手だけしてすました。


食事をしたら自由だと言われたが軍の村で変な所に入れば面倒な事になりかねないので、テントに戻ってすぐに寝た。


朝まで久々ぐっすり寝れて、顔を洗って出発する

ここから1日ほどらしいが昨日紹介された部隊が通ったばかりだから何もないと思う。


ここまで大変だったけどここからが仕事だ例え売られた結果でも仕事はやり切る主義なの、さぁ気合いれ直して出発した


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ