出発
ダークゴブリンキングとの話がまとまり暫くするとゴブリンリーダー達が2人とその部隊が帰ってきた。
「おかえり、ハル達は無事についた」。
まず挨拶と聞くことを聞く。
「主様無事に送り届けました、それと向こうの部隊も相当鍛えてるみたいで、定期的に部隊を入れ替えるのがいいかもしれないですね、やっぱり指導者が向こうはいい」。
言われてみればその通りだ、奴隷商人の時に最前線の村に行くときに確認だな。
「いい案だ、エルリック殿ががいいと言えば採用しよう、それと帰ってきて早速だけど次の仕事だ」。
2人は思いっきり嫌そうな顔をする
「主様それは無いですよ、いくら俺達が魔核のモンスターでも」。
俺もそう思うが今はそうは言ってられない。
「これが終わったら休みを約束するから悪いけど頼むよ」
2人は渋々了解してくれた。
もちろん2人は最初から断るつもりなんて無かっただろうからコミュニケーションの一環みたいなものだ。
一人はゴブリンジェネラルがまとめてくれた食糧マジックバックを持って俺が食べられる食糧と魔石の魔物たち用のゴブリンの死体とかをより分ける。
それともう一体はゴブリンジェネラルが間に合わなかった時用の準備だ、だいたいは俺がしたけど一応一緒にいてもらう。
それから何度か配給をして1日待ってもう夜明けと共に出発というタイミングでホブゴブリンジェネラルは帰ってきてくれた。
ああありがとう!安心した!次回からこんな無理な工程はしない。
学習した、感情で行動したら駄目とメモメモ。
すぐにホブゴブリンジェネラルに引き継ぎをして出発してもらう。
「お前には苦労ばかりかけて申し訳ない、向こうでは俺のダンジョンのナンバー2として自己紹介して欲しい、出発してから全ての判断はお前に任せる、頼んだぞ」。
「主様の為ならは、行ってまいります」。
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ここの所仕事は大変だったが主様から直接ナンバー2と言われたそれだけで報われた気持ちだった。
今まで確かにそう振る舞って来たし、実際の仕事もそうだったが実際に言われると心が違う。
今までの苦労が報われた気分だ。
そんな最高の気分の時に後が騒がしい、すぐに伝令が来て後で歩くのが遅いものが出てるらしい。
私は休憩だと前で伝えて後に向かう。
現場について聞く。
「どの者が遅れたのだ」。
すぐに近くに居たのが指をさして教えてた。
目をみてわかる、何かあったわけじゃなく反抗で遅れたのだ、主様は優しいから何か勘違いしてたんだろう。
すぐにそいつの首を跳ねる。
周りのゴブリンに伝える。
「お前達は到着まで食事なしの予定だったが、特別配給だ良かったな、私が前に戻る前に食べろ、遅れたら次はお前達の番だ」。
ダークゴブリンは恐怖の目で私をみるが気にせずに戻る。
いい気分だったのにあんなのに水を差されるとは、まぁいい進むか。
その後最前線の村までに同じ事が3回も有った、馬鹿の集まりが。
そろそろ近くなるタイミングでこちらが大群なので攻めてきたと思われないように伝令を先に走らせる。
その後は無事に最前線の村に到着出来た。




