百人組手
ハルが泣き止むまで背中をさすり続けて、やっと落ち着いた所で離れて元の位置に座る。
俺も俺と別れたくないと泣く子から離れるは辛いよハル、声に出さず心で言う。
「ハル、やるならもう時間がない急いでアビス枢機卿に手紙を出してほしい、そこでコレは俺からの提案でハルが大切だからした提案と言うのを必ず伝えて欲しい」。
涙をぬぐって、立派に返事をする
「分かりましたわ、必ずやお伝えして、言われた通り勉強に励んで立派になります」。
本当に立派な子だこの子に出会えたのは夜の神に感謝しないと。
「それとこれは別件なんだがコブリンが大量に手に入って奴隷として売りたいのだが、まずコブリンは売れるか、売れるとして奴隷商人の紹介などをアビス枢機卿に依頼できるだろうか」。
すかさずラウルが答える
「可能だとは思いますしかしコブリンをしかも大量にですとかなり買い叩かれると思います」。
今までならアイコンタクトをしてなりしてから会話に入ってきてたのをそのまま入るように成った、ラウルとも信頼が築けて来たのに悲しいな。
「構わない、うちの魔石のモンスターの食糧にするにも多すぎて困ってただけだ、多少なりとも金になれば」。
「分かりましたわその件も含めてお父様にお手紙を出します」。
そこでチリンと音が成った外でトレーニングをしていたラウラが何かを伝えにやってきたんだ。
「失礼します、傭兵に出てた帰還予定の部隊が戻ってきましたので伝えに来ました」。
俺は立ち上がりラウラに感謝を伝えて、ハルにも言葉をかけらる。
「じゃあ言ってくる、さっきの件よろしく頼む」。
入口行って帰ってきた傭兵団をみると約束の報酬のバックを全員が背負っていて半分くらい中身が入ってそうだ、気前が良いな。
それに今回のメンバーに怪我人がいないな向こうで治療をしてくれたのか、助かるな。
その後前回同様俺からお礼を述べて、リーダーのホブゴブリンに剣を渡して、残りのメンバーにはホブゴブリンから剣を渡してもらう。
その間にゴブリンジェネラルが荷物を受け取り、まとめてくれていた。
バックが100、ポーション用の瓶も100、培養液は1000個分だそうだそれに大量の金銭。
金銭に今は使い道は無いが、有れば何かに付けるだろう。
「大盤振る舞いだな」。
言葉に出ていたみたいでそれに反応してリーダーが死の王の事を教えてくれた。
死の王の治療で浮いた金銭と培養液を少しこちらに回してくれたんだろう。
しかしそんな化け物がいるなんて世界は広いな。
そしていつか俺がいつか至る境地そうでないと神々に逆らえない。
取り敢えず俺もゴブリンジェネラルを見習って剣の稽古の時間を増やすか。
それでそんなに強くなれると思わないけれどやらないより良いだろう。
「お前達、帰ってきて随分雰囲気が変わったな、俺に力を向けてみろ、百人組手だ、ルールは木剣まで急所はなし、全員で俺にかかってこい」。
俺は取り敢えず気合を入れる
全員すぐに準備を初めて、ハルと護衛騎士も見学に来る。
これは最後にカッコイイ所見せないとな。
結果は俺の圧勝だった。
全員動きが遅すぎる、ただ来るのを掴んで投げ飛ばしただけだ、訓練にもならない。
少し拍子抜けだったがハル達には格好良く見えただろう。
そこでゴブリンジェネラルが前に出てきた
「私にもひとつ稽古を付けて頂きたい」。
良いね、嫌いじゃない俺はニヤリと笑い構えをとる。
この話書いてたら一度データが飛んで書き直したこまめに保存しよう!




