ダンジョンに帰還
ダンジョンまでは何も無く帰還できて俺は急いでコアルームに行って悪くなるものを夜の神がくれたマジックバックにしまう、こっちには時間停止などの機能が有る。
それ以外武器にも魔核のモンスター以上しか入れない武器庫に入れる、それといい武器があったのでホブゴブリンウォーリアに持ってく。
何度か振り回して満足したらしく頷く
ただの重い金棒だが今まで合うのが無くて、こん棒振ってて格好がつかなかったたから。
これで戦力的にも格好もつく。
その後に魔石のモンスターにオークのぐちゃぐちゃの肉を渡すが、オークの肉は高級だったらしく大喜びだ。
次の配給はダークゴブリンだと伝えると共食いに忌避感は無いが筋張っておいしくないそうだ、野生の世界だと共食いて結構あるもんね。
そうかそうか、好き嫌いは大きくなれないぞー。
最後に入口に置いてきたホブゴブリンとゴブリンから尋問の結果聞く、ゴブリンはこっちが言ってるのは分かるが喋れないから、ホブゴブリンに先に尋問しといてもらったんだ。
なんでもあの近くでゴブリンキングに進化した個体が生まれたらしい。
そうすると強いコブリンがドンドン生まれるので狭くなるし、食糧が足りなくなるので、弱い個体は食べられるか追い出される。
その初期段階だ、気づいたなら対象しないとな闇を祓うのも使命だ。
はぁそんな事の前にやる事が沢山有るのに。
最後にハルの部屋に向かう、いつも通りチリンチリンと鳴らして入れてもらう。
今日はラウルだ。
いつも通り椅子に案内されてお茶が出てきた、流石ラウルは出来るなーと思ってたら。
今回は呼ばれる前にハルが出てきた。
「やあハル今日も元気そうな顔が見えて嬉しいよ」。
簡単なお世辞だったがちゃんと喜んでくれて子供って嬉しいな。
「いくつか聞きたいことが有って来たんだ、まず季節の事だ、俺が居た所には四季と言うのが有って暑くなったり、寒くなったりしたんだがこっちはどうなんだい」。
「そうですね、こちらもだいたい同じですわ、でもここら辺はあんまり寒くならずたまに雪が降っても数日で溶けてしまうくらいですね。
私の故郷くらいまで行くと雪が溶けることは無くなりますが、高く積もらないくらいですね。
今が実りの季節ですのでもう少ししたら寒くなってくると思います」。
知ってる事を得意気に話すやっぱり子供はこうで無いと最近こう言う顔を見せてくれるのは良いこと何だろう、だから俺から切り出さないとな。
「ハル教えてくれてありがとう、そうなるとハル雪が降る前に帰ったほうがいいと思うんだ、ここはハルにとっていやすい場所だと思う、でも勉強や他の事を考えると長くいていい場所じゃない」。
ハルは立ち上がり大声で叫ぶ。
「嫌ですわ、私はここがいいんです、使徒様なぜなんですか」。
俺も立ち上がりゆっくりハルに向かって近づき、ハルを抱きしめる。
「ハル、俺はハルが好きなんだ、理解してほしい、俺もたくさん考えたらハルと居たい、来年でも遅くなんじゃないか、ここにずっと居るなら知識なんて必要ないんじゃないか、沢山、沢山考えた、でも同時に俺は見たいんだ立派に成ったハルを、だから今はここを出て戻ってきてほしい、俺は何があってもハルの味方だよ、例え俺の全てをかける必要が有るとしてもハルの味方だ」。
泣きじゃくる、ハルの背中を優しくトントンする。
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