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ハルからの呼び出し2

「使徒様大変不躾なお願いすみませんどうかお力を借りたい案件があります」

わざわざハルがタイミングを伺ってまで切り出す話だ、先程までの雑談の雰囲気変えて真面目に変えるハルにも分かった様に話を続ける。


「実は本日父から手紙が届きましてホブゴブリンの傭兵団は大変活躍され戦死者もでたとのことです」。

ハルはここでツバを飲み込む、昨日の今日だ俺が怒る事を恐れているのだ。

「活躍したか、彼奴等も戦士名誉ある死に敬意を」。


俺が怒らなかった事でハルは握りしめていた手の力を一瞬抜いて最大握り直すまだ言わなければならない事があるのか、小さいのにホントに立派な家に生まれるのも大変だ。


「それでホブゴブリン達の活躍をで大変助かったのでホブゴブリンの傭兵団の追加の依頼が来まして対応可能でしょうか」。

「少し考えさせてくれ」。

正直ホブゴブリンは余ってるが彼奴等は言葉も分かるし便利なんだ、それに頼まれたからホイホイと私て良いのだろうか、一応俺の目標は闇を祓う事なのに闇の教団に力を貸すなんて。


「考えてる間にすみません、一応条件をお伝えいたします、今回送って頂いた300のうちに100がうちに死にし残り200です、うちに100を先に帰還させて貰い援軍が到着次第残りの100を帰還させると、本当は一度に全員返したかったが戦力適に厳しいのでこの形、対応させていただきます、最初の約束の武器の(たぐい)は先発隊に持たせていただけると、契約金として欲しいものがあれば後発隊に伝えていただければ準備して持たせていただけると」。


「うーむ」。

魅力的だ何となく勿体ない程度で渋っていたが向こうも結構切羽詰まってるのかもしれない、ここは交渉だ、少しでも恩を売っておく。

「分かった、そこまでの状態なら力を貸そう、なんせハルの父親からの頼みだからな、今編成を考える少し待ってくれ」。


今部隊を任せられるような召喚のホブゴブリンは6体、2体は既に送ってるから残り4体、前回同様1人につき149匹任せて600の部隊か前回の倍と考えると十分だがここは勢いミニゴブリンを400匹付けて1000にしよう。


1000だとホブゴブリン達だけだと不安だな、前回ミスしたホブゴブリンウォーリアに禊の機会をやろう。

千人長だ、いい響きだ。


俺は今考えた事をそのまま伝える。

「報酬だがまずは現在うちのダンジョンの荷運びは手作業だバックなどあればいい、それと修理様に糸はビックスパイダーがいるから針だな、後はポーション用の瓶と錬金術の培養液を、多分千人の傭兵団報酬をこれで準備しきりるのは無理だと思うので残りは取り敢えず現金を」。


「金銭はいくらになるかわかりませんが問題ないと思いますよろしくお願いします」。

ハルと契約の握手をする

するとナイトスライムが珍しいプルプルと震えて分裂した。

まじかよ。

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