闇の教団の帰還
その後数日新しく召喚できる様になったホブゴブリンの召喚陣を作ったり武器を作ったり、忙しい日々を過ごす。
召喚陣を増やしすぎたせいでモンスターが所狭しといるので、迷宮区画にもモンスターを大量に設置した。
もう少しダンジョンを拡張しとくのだった。
ダンジョンコアを強化した今から拡張するのは少し勿体ないので次の召喚モンスターが仲間になるまでお預けだ。
それ以外はビックスパイダーが蜘蛛の糸の強度を確かめ、ゴブリンウォーリアーでも引きちぎれなかった。
ゴブリンジェネラルだと何とか引きちぎれるが時間がかかり十分有効だ。
糸が丈夫なのは確かめられたので、スリングの素材をツタから切り替えたり、ホブゴブリンが召喚できるようになったので太い枝に糸で石をくくって石の斧を作ったりした。
ポイントスパイダーには武器に毒を塗ってらっい防衛の準備は進んでいる。
そこで、周囲の警戒に出していたホブゴブリンが帰ってきた。
どうやら人間の集団が近づいて来てるらしい、今さらに人間と敵対するのは厳しい。
ダンジョン入口にミニゴブリン達を集めていつでも戦えるようにする。
もしもの時に言葉を話す必要があるのでゴブリンジェネラル後ろに控えさせて現場の判断は任せる、命令はジェネラルの命を最優先に出来るだけ敵対を避けることだ。
俺は最奥に控えてダンジョンマップで状況を確認て待つ。
入口から大きな声が聞こえる。
「我々は闇の教団の使者です、戦う意思はありません、使徒様にお目通りを」。
その声に少し緊張する、ロウならこんな言い方はしないだろうし、声も違う、それに久々に使徒ムーブをしないといけないのか。
肩を落としながらダンジョン転移した。




