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次の召喚ハント2

一番槍のミニダークコボルトはホブゴブリンの背中に飛びつき、目に手を突き刺す、叫び声をあげるホブゴブリンの首筋を噛み切る。


不意打ちとはいえ、高ランクのモンスターを一人で倒すなんて強い!


俺も負けじとホブゴブリンの首の骨を折る。

他の様子をみるとミニコボルト達は二手に分かれて戦い噛み付いたり引っ掻いたりで確実にダメージを与えていたが、ミニゴブリン達は相手を牽制するので精一杯で何匹かはダメージを受けていた。


種族的に爪と牙をもつ者が強いか、ゴブリン達も武器を持たせたり集団戦をさせたらいいのだが、今回は素手で突っ込んだだけ、戻ったら対策を考えよう。


考え毎をしながら近くにいたホブゴブリンにタックルして転ばず、後はミニゴブリン達に任せる。

コイツラでも目を潰すことや牙はなくとも噛みつく事は出来る、最後は一番槍のミニダークコボルトがまた喉を噛み切った、こいつ良いところを持って行く。


その間に野生のゴブリンの大将も敵のホブゴブリンを倒す。


敵も奇襲の混乱から立ち直り密集して後ろからの攻撃を避けるが


ミニコボルト達にボロボロにされたホブゴブリン2体、ミニゴブリンと戦ってたのが1体、オークが2体だ。


奇襲で一気に敵を半数倒せた、野生のゴブリンはほとんどやられてしまったが一番の狙いの大将もボロボロだがまだ生きてるし。

ここまではうまく行ってる。


俺は攻めて来ない的に対して、ミニゴブリンとミニコボルトに手頃な石を拾って投石を命じ、野生のゴブリン大将に近寄り声をかける。


「俺たちは味方だ、急に言われても混乱するかもだけど信じてほしい」。


野生のゴブリン大将はしっかりこちらを見て静かに頷いた。

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