ロウの旅立ち
話が終わり、ダンジョン転移でロウが寝ていた所に転移した。
ここはベッドや目隠しの仕切りなどが置かれていて少しは人間らしい生活をしていた。
ロウがいない間ここ使おう……こっそりね。
ロウはバックにパンパンに荷物を詰めて、
入らない荷物は置いていっていいか、食料など悪くなる者は処分してなどお願いしてくる。
使徒を小間使するとはすごいな、と思いつつ偉そうに頷いておく。
マジックバックバックなどはもっていないようだ、アレも神様が直接くれたアイテムバレないようにしよう。
考え事をしつつロウを見送る。
ロウが居なくなったしやっと自由だこの期間にいかに強くなれるかが、この世界の俺の人生の分かれ目だろう。
すぐにでも周囲の探査にでて、新しい召喚獣がほしい、それでダンジョンの強化が出来れば嬉しいが夜の神の使徒で強化される夜まで待とう。
ロウの頂いた簡易部屋を確認すると簡単な周囲の地図がある。
説明された通りの位置にダンジョンがあるようだ。
地図をいくら見ても立地が最悪だ、本来は俺を守る為だったのだろうが教団の息のかかったダンジョンに周りを囲まれて、さらにその先には光を信望する人間反対側には教団も手を出しきれてないダンジョン。
本来なら光の勢力と合流して闇を祓うのが仕事のはずだが今それをすれば最悪、教団と光の勢力両方に狙われる。
なら今できることは召喚できる眷属を増やすことか。
ちょうど日も暮れたし昨日とは逆方向を探査しよう。
その前に食料など悪くなる物は全部マジックバックに詰め込む。
今回は一応マジックバックも持っていく。
こちら側は隣のダンジョンが少し遠いからか、色々な生き物が頂いた火を吐くトカゲ、小さなトカゲなので火も弱いがマッチの代わりにはなりそうな奴だ、山火事が怖いのでそのまま潰した。
次に真っ黒なスライムこいつもそのまま潰してみた。
ヘビにカエル、兎と亀色々やったが全部召喚には記録されない0/1のままだ。
一体が上限なのか?自分の中で不安がよぎる、これ以上望めず、教団を警戒しながらすごすのか?
とてもじゃないが心が持たない何か考えないと。




