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・社会の変化と個人の「普通」の変化③ 若い世代って「すごい」のよ。
逆に非接触型のコミュニケーションがメインで育った世代。目に見えない相手といつでもどこでも、時と場所を超越した空間で行うコミュニケーションをする世代は、「表面的な情報」を瞬時に捉えることが得意のように感じます。
パッと表示された画面から一瞬で様々な要素を読み取る能力に長けていて、想像力がある人の場合は、その裏側に関して思考を巡らせることも得意でしょう。
けれどこの「想像力」というのが結構難点で、「表面的なもの」を捉えられる能力はあるけれど、想像力を働かせてその向こうに居たり、あったりする物事や人に対して、「相手の心情を慮ったり」「バックボーンを検討する」ことができる人は年々減少傾向にあるようです。
これは視覚主義型の思考形態と言われているそうですが、目に見えたものが全て、表面的にとらえたものが全てになりがちである、ということです。