・ド田舎育ちのオタクの10代20代
私は生まれも育ちも広島なのですが、今のようにネットで動画が見れなかった昔は、広島で放送されないアニメなんて言うのもざらでした。東京で放送された回の二週遅れでアニメがアナログ放送されていたわけなので、情報の取得という意味ではものすごく遅延が発生していました。
都市部で放送されていたけど、こっちでは放送されないアニメもたくさんあり、ラーゼフォンとかアクエリオンは大人になってみましたヨ。
なので大学になってネットが少しずつ普及し、ニコニコを知り、サムチャを知り、神曲から様々なアニメや漫画があると知ったことで世界がものすごく広がりました。今はもうできませんが、あの頃は貫徹で夏休みアニメを見て、母親にブチ切れられていました。
・学生時代、社会人を駆け抜けて、そして今思うこと。
10代、20代の若かりし頃を経て、振り返って今思うのは、「好きの根幹」は細分化されてしまったかもしれないけれど、実は大きなくくりでは、あまり変わっていないんだなぁということです。
個人の好みが逆にわかりやすく、分類しやすくなったおかげで、範囲が広がり、その中で自分の「好き」を見つけやすくなった。あるいは範囲が広がりすぎてよくわかりにくくなったという、ある種の二極化が進んでいるのかもしれないな、と思ったわけです。
人によって趣味や嗜好が割と明確化されているため、よく説明をしなければ「わかりにくいもの」から「わかりやすさ」が好まれたり、目立ったり、取り上げられるようになったのかもしれません。(AKIRAとか)
さて。中々に長い一人語りになってしまったのですが、次回から本題です。