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・境界のない、境界世界
SFの小タイトルじゃないのですが、人と人という概念としての「個の枠」を形作っていた「境界」というような概念がものすごく薄く、揺らいでいます。
細胞膜で言う浸透圧的な。
細胞壁というより、細胞膜的な感じで、濃度の濃い方から薄い方へ、薄い方が濃い方の影響を受け、双方向に作用しやすくなる社会という感じでしょうか。
個体として、思考としての「個人」の個性が尊重されたり、受け入れやすくなる一方で、受け入れられないものに対する拒否反応が如実に出やすいのが今です。
インフルエンザワクチンを打って、副反応で微熱が出てる感じですね。けれどいずれは馴染むし、免疫ができて「そういうものか」と思えるようになるのですが、フェーズの最中は新しい体に変容する体の仕組み(今回は心や思考の仕組みですが)が強い反応を起こしやすいんですよね。
このことは柔軟さのある若い世代はあまり顕著ではなく、逆に中年層以上の思考が固まりやすくなってきている世代、あるいは、違うものを受け入れられない世代に強い刺激をもたらせます。ただし、十何さはある一方で「想像力」がないグループの場合だと、より厄介な方向に話が転がってしまうわけですが、それはまた別のお話。




