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【2巻 10/10発売☆】魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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75/171

75:食べたい。

 



 なんやかんやと、言い合いしつつ、歓談もしつつ、ヒロイン(妹)とはまた遊ぼうねと約束しつつ、夜会をお暇することになった。


「じゃ、またね!」

「はい! お姉様、またお手紙下さい!」


 王太子がなんでそんなに仲良しになっているんだ……とか嘆いていたけど無視無視。私も分からん!




 魔王城の私が借りている部屋にヒュンと瞬間移動。

 いやぁ、魔王って便利だわぁ。


「……ふぅ」


 珍しく魔王が溜め息を吐いてるけど、どうしたんだろうか?


「腹減った。この数日で魔力使いすぎた」


 どうやら瞬間移動を繰り返していたので、魔力がごっそり減ったままなのだとか。人間界には魔力の元となるマナ(って何なのよ?)が少なめだから、人間界にいるとあまり魔力が回復しないのだとか。

 つまりは、前世でいう高い山のとこに行くと、酸素が薄くて、普通の平地にいる人は息がすぐに上がるとか、疲れやすくなるとか、そういうのと同じっぽい。


 へぇ、大変ねぇと同調しつつ、侍女さんたちに着替えの手伝いをお願いしていたら、魔王がジッとこちらを見つめて来ていた。


「着替えるんだけど?」

「それ以上の姿も見ている」

「……しばくぞ?」

「スミマセンデシタ」


 魔王がとぼとぼと歩いて、隣の部屋に繋がっているらしいドアから消えてった。


「ねぇねぇ、そういえば隣の部屋って何なの?」


 侍女さんたちにコルセットを外してもらいつつ聞くと、全員がキョトンとした顔になった。


「隣は、主寝室になります」

「………………あ。理解」


 ここの部屋にベッドがあるのに、隣の部屋が主寝室。

 多分、その更に隣の部屋が魔王の私室。

 つまりは、ここは魔王の妻になる人用の部屋。


 魔王って本当に馬鹿ね。

 あんな関係になっていたのに、部屋はこんなところを使わせたり、変に怖がって距離を取ろうとしたり。

 そんなところが、可愛いと思ってしまうんだからどうしょうもない。




 着替えを終えて、魔王に魔界の家に返してとお願いした。 

 ちょっとしょんぼりした顔なんてしないでよ。


「家で何か軽く食べましょうよ」

「っ、ん。タコス? 作ったと言っていたヤツを食べてみたい」

「えー? 夜中なのにぃ?」


 夜会が終わって着替えたりなんたりで、既に夜中の一時なのよね。

 タコスとなると結構な高カロリーな気が。


「駄目か?」

「うーうん。いいよ、食べよ」


 食べたいオーラ全開の魔王が可愛いから、カロリーは無視して一緒に食べてしまおう。

 ご飯は、誰かと一緒に食べたほうが美味しいもの。




では夕方にー。


あ、新連載始めました。脳みそが、プスプスしてます(泣)

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◇◆◇ 10/10発売! ◇◆◇


魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~ 2
書籍表紙


表紙&挿絵は『犬月煙』先生っ!
2巻の表紙もきゃーわゆいのっ!そして、フォン・ダン・ショコラたちのあのシーンやあのシーンががががが!めちゃくちゃヨダレ出るからね!!!

※書籍化に伴い、タイトル・内容・キャラクターなど、大きく変更しております。

♣ ネトコン12受賞 ♣
双葉社Mノベルスf様より、2巻は電子のみでの発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


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▷▶▷ シーモア

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