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【2巻 10/10発売☆】魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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73/171

73:魔王の努力。

 



 王太子のツッコミにうんうんと納得していたら、王太子がズイッと前に歩み出て来た。

 ちょっと圧が凄いなと思って後退りしようとしたら、目の前が急に真っ黒と銀色に。


 ――――魔王のマントと髪?


 王太子と私の間に魔王が入り込み、何やらモソモソと話しているけれど良く聞こえない。魔王、いっつも低い声でモソモソ話すよね。ハキッと話してくんないかな?


「ちょ、見えないし、聞こえないって!」


 バシバシと魔王背中を叩いていたら「ハァ……」とどでかい溜め息を吐かれてしまった。


「ルヴィに危害を加えたら、協定の破棄をちらつかせて脅していただけだ」

「脅しがえぐぅ!」

「効果的だろうが」

「いや、過剰防衛というか、過剰牽制というか……ナシナシ!」


 魔王がふむ、と顎に手を当てて考えているうちに蟹歩きで魔王の横に移動。

 魔王の顔を見ていると、何やら思いついたらしく、口の端がクイッと上がった。顔がすっごくあくどい。


「では、魔石補給を倍額とする。今から」

「「今から!?」」


 国王陛下をはじめとした重鎮たちであろうおじさま方が、急に駆け寄ってきた。みんな聞き耳立てていたらしい。まぁ、貴族あるあるだよね。


「ややややれるものなら――――」

「王太子殿下、お戯れもそこまでに! 魔王陛下も!」


 ポヤポヤヒロイン(妹)がまさかの一喝。しかも腰に手を当てて仁王立ち。


「冗談で言っていいことと、悪いことがございます!」

「いや、ほんき――――」

「魔王陛下っ! お姉様のお顔をご覧になってください。とても悲しんでますわよ」


 ――――え? 私の顔?


 ザザッとみんなが私を見る。え、そういう注目の仕方、やめてくれないかなぁ? そして魔王の怪訝そうな顔が地味にモヤッとするんだけど?


「コイツ……『あー、めんどくさ』しか考えてなさそうだが?」

「「……」」

 

 なんでそう正解を出すかなぁ? 普通に取り繕ってくれても良くない? 本当に『心底めんどくさ!』しか思ってなかったとしても!


「おほほほほ、そんなことないわよ。ないったら、ないわよ。ね? 魔王――――(シバクゾコラ)――――(話し合わせろや)?」 

「――――ん、ナイ。トテモカナシンデイル。オレガワルカッタ」

「「…………」」


 めっちゃくちゃ棒読み! 下手くそか!


 魔王の努力のかいがあり、どうにかこうにか丸くおさまった。

 と、思う。多分。

 魔王が頑張って演技したおかげで、なんでかみんなサッと散っていったから。




ではでは、また明日〜

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◇◆◇ 10/10発売! ◇◆◇


魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~ 2
書籍表紙


表紙&挿絵は『犬月煙』先生っ!
2巻の表紙もきゃーわゆいのっ!そして、フォン・ダン・ショコラたちのあのシーンやあのシーンががががが!めちゃくちゃヨダレ出るからね!!!

※書籍化に伴い、タイトル・内容・キャラクターなど、大きく変更しております。

♣ ネトコン12受賞 ♣
双葉社Mノベルスf様より、2巻は電子のみでの発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


▷▶▷ 双葉社

▷▶▷ amazon

▷▶▷ honto

▷▶▷ シーモア

― 新着の感想 ―
[一言] いやー、この姉妹、どっちもキッツイわぁーw だがそれがいいヽ(゜Д゜)ノ
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