表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2巻 10/10発売☆】魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/171

38:かき氷と幸せな夢?

 



 おじいちゃんが小手鍋を持って走り去った直後、常連のジュリーさんとシモーヌさんが来た。

 彼女たちはサキュバスな下着屋さんを開いている。

 こう……攻めに攻めたセクシー下着らしい。ちょっと気になっているけど、見せる相手がいない問題。


「あら? いい匂いねぇ」

「新商品なんです」

「へぇ、今度食べてみよ。いつもの!」

「はーい。シモーヌさんは?」

「んー今日はレモンにしようかなぁ」


 ジュリーさんは毎回必ずメロンかき氷。

 メロンの柔らかくて染み渡るような甘さが大好きらしい。


 おじいちゃんが作ってくれた魔具でショリショリショリと氷を削ってドーム型にする。その上にそれぞれのシロップをたっぷりとかけて、クリームチーズホイップこれでもかととろーり。

 メロンはてっぺんに一センチ角のコンポートを乗せる。

 レモンは輪切りのはちみつレモンを三枚扇型にして刺す。


「はい、おまたせしました」


 渡した瞬間の二人の笑顔はいつも幼い少女のように輝いている。美味しいものを目の前にすると若返るのよねぇ! と笑っていた。


「あぁぁんっ。このクリームとの相性ぉ、ほんとすっっっごいぃ!」

「ちょっと、魔力漏れてるわよっ!」

「ぁんっ、危ない危ないっ。ってジュリーも漏れてるぅ」

「あははは! やぁぁだぁぁ!」


 サキュバスは男性を惑わす魅了(チャーム)という能力が魔力に標準装備されているらしい。

 男性がその場にいるとなんやかんやで大変なことになるのだとか。


 私にはちょっとセクシーめの服を着たお姉さん二人が、楽しそうにキャッキャと笑いあっているだけにしか見えないけど。


「まーたお前らかぁぁ! 店外まで魅了が漏れてんぞ!」


 ズバーンとドアを開けて怒鳴りながら入って来たのは、甲冑姿の騎士。このあたりを馬に乗って警邏しているデュラハンのアレハンドロさん。


「「きゃあぁぁぁ!」」


 サキュバスお姉様二人が叫んでいるけど、これは喜んでいるやつ。

 アレハンドロさんはかなりのイケメンらしい。

 首から上が無いけど。頭が小脇に抱えられているけど。


「アレハンドロ様、一緒に食べましょぉ?」

「ほらほら、ここに来てぇ?」

「仕事中だっ! 魔力を引っ込めろ!」

「「はぁぁぁい」」


 ついでになぜか私も怒られた。

 サキュバスの魔力制御がゆるゆるになる食べ物を出すなと。ひどい。


「全く。外のやつ片付けるまで店から出てくるなよ」


 よくわからないけど、店の外で男性たちが数人倒れているらしい。

 流石にやばいなぁ。いつか本気で苦情が来そうな気がする。


「大丈夫、大丈夫。幸せな夢見てるだけだから」

「大丈夫、大丈夫。いつものことよ」


 大丈夫らしい。…………え? 本当に大丈夫? 大丈夫なの? なら、いいかなぁ?




またお昼に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

◇◆◇ 10/10発売! ◇◆◇


魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~ 2
書籍表紙


表紙&挿絵は『犬月煙』先生っ!
2巻の表紙もきゃーわゆいのっ!そして、フォン・ダン・ショコラたちのあのシーンやあのシーンががががが!めちゃくちゃヨダレ出るからね!!!

※書籍化に伴い、タイトル・内容・キャラクターなど、大きく変更しております。

♣ ネトコン12受賞 ♣
双葉社Mノベルスf様より、2巻は電子のみでの発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


▷▶▷ 双葉社

▷▶▷ amazon

▷▶▷ honto

▷▶▷ シーモア

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ