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【2巻 10/10発売☆】魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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31:息子と父の会話(妄想です)

 



 もうちょっとだけセイレーンを見ていたいというフォン・ダン・ショコラに付き合って、砂浜に座ってぼーっと海を眺めていた。

 セイレーンっていうかペンギンよね? という言葉を飲み込み、話題は今日のお昼に作るものに。

 

「お義父さんの好き嫌いとか分かる?」

「しらん」


 予想はしていた。まぁ、父と息子なんてそんなものかもしれない。母と娘だと、友だちみたいな関係になりやすいんだろうけど。

 ウィルとお義父さんは普段どんなことを話すのだろうか。そもそも、ウィルってそんなにしゃべらない。もしや父息子を同室に放置したら、ずっと無言で過ごすんじゃなかろうかという疑問が湧いてきた。


「転移してどっか行くだろ」

「なしなし! そーゆーのなーし!」

 

 ウィルが低音で「はぁ?」とぼやいたがスルーする。


「貴方とお父さんは、六時間経たないと出られない部屋に閉じ込められました」

「……何でだよ」

「はい、そこで父子の会話を想像して!」

「話を聞けよ……」


 ウィルこそ話を聞いてよねっ! ってことで、父子が会話しそうな内容を話せと強要してみた。


「はぁ……お前は本当に人の話を聞かないな」


 そう文句をたらたらしながらも、まじめに考えてくれているようだった。


「魔法は駄目なんだろ?」

「だめーっ」

「ん。そうだな――――」


 まず、閉じ込められて魔法干渉が出来ない場合、無理矢理破壊を試みるよりも、制限時間を待つほうが得策だろうという結果はお互いで出すそう。

 まさかそこの設定から考察してるの!? ツッコミを入れたいがグッと我慢。

 

 なかなか二人きりになることはないので、魔界内の情報と、気になる地域や種族ことについて確認したり報告したりするそう。

 真面目か! と言いたいが、これもグッと我慢。


「世間話とかそういうのは!?」

「しないだろ」


 バッサリだった。だがしかし、時間はまだ四時間くらいは残っているはずだ。仕事の会話なんてそんなに長く続かないでしょうよ。

 主観によるけど、私はそう思う。


「残りの四時間、なにするのよっ!」

「四時間もあるのか……」


 ウィルがフムと唸りながら、顎に手を置いた。考えているようなので、ジッと答えを待つ。


「まず、親父が延々と話しかけてくるだろうな」


 確かにそれはありそう。

 

「そして俺は、相づちのみだろうな。話半分くらい聞いて、ストレージの整理をする」

「……あー。やりそう」


 それはなんとなく分かるのよね。ウィルって、たまに一時停止してるときがある。無表情なのはわりと通常スペックなので横に置くとして、無反応だから目を開けて寝てるのかと思ったら「すまん、ストレージの整理をしていた」とかの返事が時差で返ってくる時がある。

 あれ、立て札をするか、首にプラカードみたいなの下げてて欲しいのよね。


「作ってあげるわよ『只今、ストレージの整理中』っての」

「アホだろ」


 首からプラカードを掛けて、一時停止中の魔王。めちゃくちゃ面白いと思うんだけどなぁ?




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◇◆◇ 10/10発売! ◇◆◇


魔王様の餌付けに成功しました ~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~ 2
書籍表紙


表紙&挿絵は『犬月煙』先生っ!
2巻の表紙もきゃーわゆいのっ!そして、フォン・ダン・ショコラたちのあのシーンやあのシーンががががが!めちゃくちゃヨダレ出るからね!!!

※書籍化に伴い、タイトル・内容・キャラクターなど、大きく変更しております。

♣ ネトコン12受賞 ♣
双葉社Mノベルスf様より、2巻は電子のみでの発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


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