表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

53/72

第53話 3日目、今日もまた朝5時にピンポン連打攻撃という鬼畜の所業をされる俺。

 その後、環太平洋・秘密宗教結社『アトランティック・サモン』の方々とは、今後は現状維持を前提としつつ、中野さんを連絡係にしながら時々イベントに教祖(仮)として顔を出すと約束した。


 ヒナギクさんからは今度は日本政府が全面的にバックアップするって話と、俺の異世界召喚能力について調査に協力して欲しい旨の話を聞かされた。


 拉致されそうになったこともあって、日本政府が守ってくれる対価としては安いもんかなと俺は安請け合いしたんだけど。俺が作成したオリジナル召喚呪文と、同じくオリジナル魔法陣というダブル黒歴史を詳細に聞かれて、挙句の果てに記録にまで残されてしまって、俺は恥ずかしさで泣きそうになったのだった。


 美少女国家公務員のヒナギクさんに、オリジナル召喚呪文について言葉や文の意味を深く語って聞かせ、さらには模造紙に描いたオリジナル魔法陣を写真とか撮られまくった上に公文書として半永久的に保存されてしまう30過ぎ無職童貞という自分の存在がマジ辛いです……。


 事実を知ったら親が泣きそう。


 というわけで――俺がとても恥ずかしい思いをしたものの――今回の一件は無事に解決し、俺とエリカは今度こそ平穏な日々を過ごし始めた──はずだったんだけど。


 ヒナギクさんがやって来たその翌日。

 つまりエリカがこの世界にやってきた翌々日。

 

 ピンボーン。


「( ˘ω˘)スヤァ……」


 ピンポーン。


「( ˘ω˘)スヤァ……」


 ピンポーン――ピンポンピンポンピンポンピンポンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンポーン!


「んあ……? いま……あさ……5時……だぞ……( ˘ω˘)ス――」


 ピンポンピンポンピンポンピンポンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピ――


 ガバァ――!!


「だぁぁ! コンチクショウ! また朝5時からピンポン連打かよ!? っていうか3日連続で朝5時から人んちのピンポン連打してんじゃねぇよ!? なんかもうさすがに慣れてきた気がしなくもない自分がいるんだが!?」


 俺はベッドから飛び降りると玄関に向かった。

 ガチャリとドアを開けると、


「おはようございます教祖様。朝5時という早い時間からお伺いしてしまい申し訳ありませんでした」


 そこにいたのは現役女子大生・人気アイドル声優の中野さんだった。


 マスクも眼鏡もしておらず、つまりとても可愛かった。

 しかもテレビでも人気の甘ったるいアニメ声だ。


 朝5時から現役女子大生・人気アイドル声優の声を聞けるとか、アニオタにとってこれほど幸せなことはあるだろうか?

 いやない。


 よって秒で許した。


 いや神にも等しい現役女子大生・人気アイドル声優を許すなどとおこがましい!

 なにとぞこの哀れなわたくしめに許させていただければ幸いと存じます!

 

「えっと、おはよう中野さん」


 「朝5時にピンポンで起こされた」ではなく「朝5時から現役女子大生・人気アイドル声優の生声が聞けた」俺は既にハピハピマックスであり、笑顔で中野さんに答える。


 しかし中野さんはそんな俺に向かって神妙な顔をして言った、


「この世界は今から約36時間後に滅亡します」


 ――と。



お読みいただきありがとうございます。

気に入っていただけましたら、ブックマークと☆☆☆☆☆で評価していただけるととても嬉しいです(*'ω'*)b


最終章に続きます(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ