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これから過労死ルート(?)を辿ろうとしている者へのアドバイス

今回は久しぶりの(?)少人数。


今回の登場人物


『ふしがく』シリーズ(http://ncode.syosetu.com/s2604c/)より。


夏川(なつかわ) 紫苑(しおん)


『闇医者・悪役令嬢シリーズ』(https://ncode.syosetu.com/s0121d/)より。


・ジャスパー

ジャスパー「たとえ、どの連載作品が連日更新とかになってしまっても、きちんと引き継ぎをしておかなければ……」


紫苑「あっ、先生だ」


ジャスパー「おや、これはこれは紫苑さん」


紫苑「実は私、先生のところが完結した次の作品として選ばれてしまいまして……」


ジャスパー「それは何で決めたのですか?」


紫苑「連載中の作品の主要登場人物が集められて、みんなの前で公開アミダくじで決められました」


ジャスパー「突発的に決められ、Twitter(ツイッター)でツイートされてしまった僕に比べて、まだ精神的にはくるものがなかったかと思いますが……」


紫苑「確かにそうかもしれないけど、嫌なものは嫌です!」


ジャスパー「話は変わりますが、更新期間は大体何日くらいですか?」


紫苑「えっと……聞いたところによると、大体1週間から1ヶ月くらい?」


ジャスパー「更新回数は? それによって紫苑さんの身体の負担が随分変わるかと……」


紫苑「更新時刻は毎日0時頃で1日1話ペースです」


ジャスパー「す、少ないですね……」


紫苑「翡翠先生の執筆ペースによるものみたいなんですが。深夜更新枠って、更新パレードとかの時は1日何回更新されるんですか?」


ジャスパー「その時の深夜更新枠は1日1回か2回くらいですね。深夜更新枠が少なかった頃は1日に2回か3回は当たり前でした。最近は1回更新できればいい方です。紫苑さんのところはどうですか?」


紫苑「1日の中で多く更新される時は2、3回くらいのペースかと……」


ジャスパー「深夜更新枠よりも過酷ですね……」


紫苑「私のところは一応、()()()()()()ですから!」


ジャスパー「失礼いたしました。それは翡翠先生の枠の決め方や執筆ペースの関係上、仕方のない話ですけどね……」


紫苑「あっ、その可愛らしい袋はなんですか?」(ピンクの紙袋を指さす)


ジャスパー「この袋の中には紫苑さんにどうしても渡さなければならない必須アイテムが入っているのです!」


紫苑「なんかどうでもよさそうな物が入っていそうだけど……」


ジャスパー「はい。これは美容水です。紫苑さんは女の子ですので、お肌のケアはきちんとしてくださいね」(紙袋から美容水を取り出す)


紫苑「え?」


ジャスパー「毎日更新されることが嫌になりましたら、翡翠先生に相談してみてくださいね」


紫苑「そ、相談?」


ジャスパー「甘いものも用意させていただきました。適宜、摂取してください」(また紙袋からお菓子の詰め合わせが入った袋を取り出す)


紫苑「な、なぜ、チョコやクッキー?」


ジャスパー「こちらで用意させていただいたお菓子は如月(きさらぎ) (れん)さんと(もえ)さん兄妹のお店からの差し入れです。僕も頂戴したのですが、とても美味ですよ!」


紫苑「美味しそう! ……って、そのお菓子、他作品のだから!」


ジャスパー「彼らは任意で定期的にお届けにきていただいていましたよ」


紫苑「それは先生のところは長丁場だったから定期的に届けてたんじゃないですか? こっちは短期間ですから! ところで、なんでいろいろと準備してくれるんですか?」


ジャスパー「すべては紫苑さんが過労死しないようにするためです!」


紫苑「あ、あのー……」


ジャスパー「はい?」


紫苑「先生は甘いですよ? 過労死以前に私は9年間……来年の5月で丸10年(注意・執筆当時。現在は12年目)、翡翠先生のところにいますので」


ジャスパー「じ、10年……(僕は連載開始から3年目(注意・執筆当時。現在は5年目)だから……倍以上というわけか……彼女には(あなど)れないな……)」


紫苑「せっかく用意してくださったので、ありがたく受け取りますね!(先生、ごめんね!)」


(紫苑の話を聞いてフリーズするジャスパー。彼女は速やかにその場をあとにする)

久しぶりにジャスパー先生と紫苑のやり取りを書いた(以前は1作品分2人が登場する作品がある)けど、漫才みたいになってしまったオチ。

今さら感が否めないですが、去る11月24日に『闇医者・悪役令嬢シリーズ』は5周年を迎えていましたので、そっとお祝いをさせていただきました。


2020/11/30 本投稿

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