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プロローグ

「……師匠、俺は…いつ死ねますか…?」

その問いに答える者はいない。静かな部屋に青年の声が吸い込まれて消えていく。青年は椅子から立ち上がり窓の外を見た。夕暮れの空は橙色と群青色が美しいグラデーションを描いていた。

「……俺は…」

その先は何も言わなかった。部屋には虚しさだけが残っていた。

青年は手に持っていた青色の液体が入った瓶を机に置いて、隣の部屋へ足を運んだ。


青年は部屋の真ん中に置かれた女性のほうを見た。その女性は目を閉じてベットで寝ているようだった。寝ているのだとしたらあまりにも安らかで、死体だとしたらあまりにも美しい、まるで人形のようだった。

「もう少しだ…ソフィア…」

青年は女性の頬に手を添えた。青年は愁いを帯びた笑顔で女性を眺めていた。


これは生きることに呪われた青年の


切なくて、あたたかい


一途な恋の物語



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