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4-3

まあ結論からいうとつかまりました。

誰も悪くないからまあいいですけどね!!多少は悔しいけど。


百目鬼くんとは共同戦線をはってたんだけど

やっぱり人生そんな甘きゃないってことだね!!

他の鬼の人がたまたま百目鬼くんを発見して(窓から見えたらしい)

百目鬼くんが私を追い詰めてると勘違いしてくれたからまだ良かったけどね!!

これで2人でさぼってたー!とか言われたらどんなうわさが飛び交うものか…こわ。


ちなみに百目鬼くんとは終始無言だった。

どっちもそんな自らしゃべるタイプじゃないって言うかなんていうか。

百目鬼くんが私を捕まえる時ちょっと申し訳なさそうな顔をしていたのは秘密です。

できれば携帯におさめたか…いやなんでもないです。


「蓮ちゃーんっ!!私逃げ切ったよーっ!!!」


集合場所に帰ると楓ちゃんがそういいながら飛び跳ねていた。

この子は基本ポニテで小動物みたいな子です、フルネームだと菜月 楓(なつき かえで)ちゃん。


「蓮、は無理だった見たいだね」


綺麗系な美人さんは神 彩香(かみ あやか)

2人とも入学してから仲良くしてもらってる2人です。

もぶレベルが高いから…みんな美人さんだったりして目の保養は完璧ですよ…!


「うん、私はとられちゃったー。

楓ちゃんとあやは逃げ切ったんだ」


「これで私たちのチームの勝ちだよねー!

がんばって逃げたかいがあったよー!!」


「しっぽついてる人は一旦こっちに集合してー!!」


先生が集合をかける。

え、楓ちゃんもあやもついてる人だから私ぼっちじゃん。

んん、思ってたより逃げ切った人少ないなー…鬼の人がんばったんだな…。

双門くんはやっぱ逃げ切ったんだ。


「えっとじゃあ逃げるチームはこっちに集合!

鬼はあっちで待機しててねー」


先生すごい顔にやけてる…先生の手と足となりうる人を捕まえれたのかなー。


*


「それでは今から打ち上げはじめまーす!!

じゃあかんぱーいっ!!!」


あ、ちゃんとジュースですよ?

もうすぐ分かると思うけどなにをするか、っていうのは

選べた方が良かったほんとに。


「それじゃあ今回の打ち上げはー

……コスプレです!!」


みんなからは、とかへ?とか間抜けな声が聞こえる。

まあ、そりゃ急に言われてもって感じだよね。

それにそんな負けたチームが損するわけでもって感じですよね。


のんのん!!勝ったチームが負けたチームの人の分の衣装を選びます。

誰と誰がペアになるかはくじなので完全に運ですけどね。

まあこれは絶対なので男にフリフリを着てもらうもよし、女の子に可愛い衣装を着てもらうもよしです。

あ、勝ったほうは自分で好きなの選べるよ?

人数多いからじゃんけんで選ぶ順番変わるけどね…。ちなみに私は27番目です、良いのか悪いのか…。


「くじはここにあるからねー1人1枚ひいて数字書いてってー!」



みんなペアを見つけられてるみたいだ。

私も相手誰だろー…。可愛い子がいいなー。


なんて思ってるときゃーっと黄色い歓声が聞こえた。

その方向を見てみると百目鬼くんと双門くんが2人でしゃべってた。

もしかして2人ペアなのかな、なんていうかすごい偶然だね…。


私のペアはなんかすごい可愛い女の子でした…。

普通にいい子だったから似合う服がんばって探すね!!!

お、メイド服のこってるー肩でてるの可愛いな…。

意外と男装路線でもけっこういけるんじゃ…!

ってこれドレス?絶対似合うじゃん!!

後ほど聞くとこの時の私すごいそのなんていうか獲物を駆るような、はい、まあ察してください…。

穴があるなら入りたい…!!!


はー…とおばさんくさいため息を落としつつ隅っこの方に腰を下ろす。

今はコスプレ打ち上げ会中です、もうみんな騒ぎまくってます。

結構楽しかったかもなー少し悔しかったけど。


「小宮山」


「………どうしたの?」


名前を呼ばれて顔を上げると百目鬼くんがいた。

あー…今周り暗めでよかったかも。たぶん顔少し赤い。

百目鬼くんは白衣を羽織ってた、私これ知ってる。

ゲームのSSの企画であったやつだ怪我した貴方を手当てみたいなやつだ。

これの立ち絵で百目鬼くんにときめいたのは記憶に新しい。


「…ごめん」


「え、あのそんな気にしないでください…」


しどろもどろになるのは許して欲しい。

たぶん今日のことだろう、律儀なんだから!

私イケメン態勢とかないですからマジで。

にしても百目鬼くんが自ら謝りに来てくれるとかレアかもしれない。

ファンブックに友情は大切にする、って書いてあったっけ。

…私友達として認められた!?普通に嬉しいんだけど!?


「ぼー、っとしてどうかした?」


「白衣似合うなーっておもって!それだけだから!」


「…小宮山もそれ似合ってる。

可愛い、と思うよ。」


じゃ、っといって去っていく百目鬼くん。

ちょっと叫んでもいいかな?破壊力まじぱない…。

急に褒められるとほんと照れるからっていうかなんでそんなフェロモンだだ漏れで褒めるかな!?

にしても、最近言い逃げされること多いかもしれない…。


その日、百目鬼くんとの距離が一気に近づいた気がしたのは気のせいではないはず。


百目鬼くんと仲良しこよしです。

ま、まだlikeなんだからね!!!←

恋愛的な意味じゃなくて普通に可愛いってことです。

表現力なくて申し訳ないです…。


衣装そんなにどこからきたの?とか聞いちゃ駄目ですよ…!!w


お気に入り等ありがとうございます…!

思わず2度見しました\('ω')/嬉しいです!!

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