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東方白妖狐  作者: 火之迦具土
古代編
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肆話 淡々問答

-鬼乱side-

山の中で感じたことのない妖力がチョコチョコ動いているのが気になり妖力の出処へ向かってみるとそこには木になった果実をとろうと頑張って跳ねている白いキツネがいた。

「白いキツネとは面白い」

狐の妖力を感じればそこいらの小・中妖怪には負けない量の妖気を感じるのに果実をとろうとしていた。

そう思うとこの狐に興味がわいてきた。そうして、気が付くとこんなことを言っていた

「腹はすいてないか、すいているならついてきな」

そういうと狐は後をついてきた。


―白詠side―

鬼らしき美女の後をついていくと少し気の開かれた場所に出た。すぐ近くには水の香りもした。

「お前さんは何者だい?」

唐突に聞かれた

「きゅーー?(どういうこと?)」

「鳴き声じゃわからないから人型をとりなよ」

人型に狐がなれるはずがないがどうやら異形の化け物たちのいるここではなれるらしい

しかし、なり方が分からない

「きゅぅ~?」首をかしげてみると鬼は

「なり方が分からないのかい・・・妖力は足りてるはずだから人の形をイメージしてみな」

意外と親切に教えてくれたが『妖力』という言葉に引っ掛かりを覚えた。

しかし、人型に先になりたかった。

(人のイメージ…………)

自然に後ろについていた尻尾が体に絡みつくそして、目の前に煙が広がった。


―鬼乱side―

どうやら人型のなり方を知らなかったらしいが他の妖獣から聞いた感覚を教えるとすぐに変化したらしく白い煙が狐を隠すように出てきた。

その煙が晴れるとそこには、三本の尾をもって、うすい青色にピンクの花をあしらった着物をきた狐みみを持った4.5尺ほどの小柄なかわいらしい少女がいた。

外見で一番目が行くのは、真白く何にも汚されていない様な髪がひざ裏ぐらいまで伸びていて、眼は赤く半眼で感情を灯してはいなかった。

「なかなかかわいらしい格好になったじゃないか」

そういうと照れているのか少し頬が赤くなり目をそらした

しかし気になるのは、三尾の妖狐でありながら人化もしらなかったことだった。

「じゃあ質問だけどおまえさんはいったい何歳ぐらいだい?」

三尾の妖狐ということは少なくとも四百年はかかるはずだったが帰ってきた答えは

「・・・二日?」

疑問形だがおかしい数だった。

「はっ?」

「・・・何かおかしいの?」

首を傾けて聞いてくる

(あっ、かわいい・・・じゃなくて)

「普通妖狐は二・三百年で尻尾が一本増えるんだよ・・・お前さん何者だい?」

帰ってきた答えはまたも驚く答えだった

「・・・死んだ元・人間?」


-白詠Side-

『何者?』と聞かれたから答えたら鬼さんがキョトンとしている

そういえば鬼さんの名前知らない

「・・・鬼さん、あなたの名前は何?」

そういうと「私は、黒姫 鬼乱だよ」と教えてくれる

(それにしても自分が妖狐になっていて、人型になったり尻尾が三本だったりして驚くことばかりだ。) そんなことを思っていると黒姫さんが

「お前さんの名前は?」と聞いてきた

「・・・桜雫 白詠」

名前を聞かれたので人の頃の名前をいう

「じゃあ白詠、さっき言った元・人間ってのはどういうことだい?」

「・・・さっき言ったみたいに人として生きて、死んで気づいたら妖狐になってた」

そういうと黒姫さんは少し眉をひそめる

「・・・・・・・どうやら嘘ではないようだね」

「・・・だって本当のことだもの」

どうやら黒姫さんは嘘を見抜く術を持っているようだ

その時『ぐぅ~~』という腹の虫の鳴く音がする・・・・・・私の

「ハハハッ、そうだったお前さんは腹がすいているんだったな。この先に私の住処の洞窟があるからついてきな」

そういうと歩きはずめてしまったので急いで追いかけていく


―少女移動中―


少し遅れてしまいました。

中途半端に終わってしまいすいません。

更新不定期ですが見守ってください。

感想や誤字の指摘お待ちしています、お願いします。

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