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東方白妖狐  作者: 火之迦具土
神々の時代
26/41

弐拾肆話 諏訪大戦

長らく空いてしまいました、申し訳ありません

ー鬼乱saidー


ついに、素戔嗚尊達と戦える時が来た

今は、洩矢神と白詠と共に戦場である草原にきていた


前日に洩矢神が文のやりとりをしたらしく、今回の戦は互いに代表を決めて、その代表が戦闘不能や降参をしたらその場で戦闘行為を止める


こうした決まり事をして、民への被害を抑えるらしい


「鬼乱、これを持っといて」

隣にいた白詠が何やら色々な術式を刻んだ札を渡す

「なんだい、これは?」

受け取りながら聞くと

「これに妖力を込めると一定区画を別の次元に飛ばすんだよ」


「ふ~ん」

よく分からなかったがとりあえず返事をすると白詠に半眼で見られる

「鬼乱絶対に分かってないでしょ・・・つまり、この札に妖力を込めれば近くの敵と思う存分戦えるの」

「なる程ね、ありがとう白詠」

白詠の髪を梳くように撫でる


《・・・っ!!!》

しばらくして、半端じゃない神力が辺りに漂ってきた


現れた神々の中から様々な色の服を重ね着した神が出てくる

咲耶姫の話から聞いた・・・天照大神

その後ろに、八坂神と素戔嗚尊がいて、更に後ろに他の神々がいる


「遅れてしまいすいません、洩矢神よ本当に戦争を望むのですね?」

そう洩矢神に話し掛ける

「当たり前だよ・・・まぁ、そちらが信仰を引き渡すなら戦争しないけど?」


「・・・では、少し聞かせて下さい、其処にいる二匹の妖怪はあなたの味方ですか、もしそうなら滅せられても文句は言わないで下さいね」

その言い方にすこしはらがたった

「出来るもんならやってみな」

その神に向かって言う


「まぁ、良いでしょう・・・此度の戦は此方の八坂神を代表として出します、其方は洩矢神で良いですか?」


「その通りだ、さぁ始めよう」


「では・・・神奈子と素戔嗚以外は下に隠れている祟り神を倒しなさい」

「「「「「おぉおぉぉぉお!!」」」」」


地の下に隠していたミシャクジが見つかり地上は混戦になっていた




「先に行くね」

刀を抜いた白詠が一直線に天照大神の方へ飛ぶ

「・・・行かせると思うのかい?」

その前に八坂神がデカい柱を持って立ちふさがるが洩矢神が鉄の輪を両腕に持って切り結ぶ

「お前の相手は私だよ」

「・・・望むところ!」

二人は戦いながら遠くへ行く


「やっと戦えるな!」

今度は素戔嗚尊が白詠に飛び込んでいく

「らぁあ!」

素戔嗚尊が白詠の顔面を殴ろうとするねで、二人の間に入り、素戔嗚尊の顔面を狙って拳を放つ、しかし、両腕を重ねて防がれてしまう 


素戔嗚尊は空で踏ん張るように後退する


「ありがとう」

その隙に白詠は天照大神の前まで行く

「留異結界」

白と黒の帯が二人の周りを囲い込んで、二人を隠す、しばらくして帯が消えてくと二人はそこにいなかった


これが白詠から渡された札の効果らしい

「てめぇら、姉君をどうした!」

素戔嗚尊が殴りかかる時

「・・・教えてやるよ!」

拳を顔の横に流しながら札に妖力をこめる


帯を周りが巡って気付くと景色が白黒になった視界が広がっていた


「おい!てめぇ何しやがった!!」

「少し次元の位置をずらしただけさ、此処なら思い切り暴れられるからね」

嘘をつけないのは鬼の性だ


「さぁ、いくよ!」

妖力を解放する

「何でもいい!こいよ!!」


『・・・ガンッ!!!』


お互いの手加減のない拳がぶつかった



ー諏訪子saidー


白詠達は二人共札を使い一騎打ちに持ち込んだ

白詠の教えてくれた札の解き方は中での戦闘不能、私と今相対している神、神奈子のどちらかの戦闘不能



「はぁ!!」

先程の柱を引っ込めた神奈子は今度は弾幕戦を挑んできた

「面白い!」

それに対して私も鉄の輪を引っ込めて、弾幕をはる


今の所は五分五分の勝負をしている・・・



ー白詠saidー


留異結界の効果で白黒の世界に持ち込んだのに目の前の天照大神は少しも動揺しなかった

刀を前に構えているが隙が無く切り込めない

そんな硬直状態の中天照大神が口を開く


「・・・一つ聞いても良いですか?」

私は無言で頷く

「何故、あなた達はこの神の戦に首を突っ込んだのですか?」

あなた達が私と鬼乱のことを指しているのは言われなくてもをわかった


「・・・家族をあなた達に殺されたから」


「家族・・・妖怪のですか?

もし、そうだとしたらこの世の理、自然の摂理としかいえませんね」

「・・・違う! あなたもよく知っている神咲耶姫のこと」

つい、否定の言葉が大きくなる


「咲耶姫とあなたに何の関係があるの?

妖怪と神が家族とは笑わせてくれるわね」

こちらを見て少し笑っていた


「・・・こちらからも一つ聞いても良い?」「どうぞ」

ずっと聞きたかった事を口に出す


「・・・あなたや素戔嗚尊は咲耶姫と血のつながった家族ですよね? 何故・・咲耶姫の信仰を奪って・・・彼女を殺したの!?」


「・・・私の家族は一人だけではないのです」

天照大神がつぶやくように言う

「私の元で戦って、人々のために働く神々・・・その全員を生かす為にはより多くの信仰が必要だったのです・・・・・さぁ、もう良いでしょう刀を構えなさい」


天照大神の下の地面から火柱が何本も上がる、とてつもなく熱い・・・弱い者ならその熱だけで死んでしまうだろう


さすが、最高神といったところだった

しかし、咲耶姫の為にも負ける訳にはいかなかった


「火之線!」

天照大神がこちらに向けた手のひらから、火の柱が向かってくる


それに対して刀を水平に構える

「幻の太刀・二藍」

刀を大きく二度振り、刀の形をした剣影を十字の形に飛ばす


剣影は火柱とぶつかり煙をあげて相殺される

「・・・私は・・私達はあなた達には、絶対に負けませんから」


私は違う場所で戦っている二人を思い、天照大神にそう言った



テストなどで、更新が遅れてしまいました。

そして、11月の上旬にもテストがあるため、少し遅れてしまうと思います。

申し訳ありません。


こんな感じですが、 誤字脱字の指摘、感想、お気に入り登録お願いします

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