弐拾参話 大戦前の夜
更新遅れてしまい、すいませんでした。
ー鬼乱saidー
洩矢神の所で世話になる事になった私と白詠は特にする事もなく毎日を怠惰に過ごしていた
そして今いるところは日が真上を通った時間で、洩矢神の社の縁側で白詠を膝に乗せて抱えるように後ろから抱きついていた
「二人とも毎日そんな所に居ないで少しは私の手伝いもしてよ」
洩矢神が社の中から出てきて不機嫌そうにいう
「悪いねぇ、白詠が寝てしまって動けないんだよ」
いつの間にか抱きしめていた白詠が寝てしまっていた
「うっ、それなら仕方ないか・・・少し聞きたい事というか、相談があるんだけど」
洩矢神とは此処で過ごす内に少しずつ馴染んでいった、こうして相談を受ける程度には・・・
「なんだい、相談なんて」
後ろにいる洩矢神の方は向かないで聞く
「各地の大地にいるミシャクジに聞いたところ、そろそろ戦争が始まるらしいんだよね」洩矢神の顔に少し影が差す
「・・・それで、相談はなんだい?」
そう聞くと
「向こうから出てくる上位の神々は天照大神・八坂神奈子そして素戔嗚尊の三柱・・・鬼乱達にはこのうちの二柱を相手取って欲しい」
洩矢神の話の聞いて少し考える
「・・・いいよ」
下から白詠が応える
「・・・ただし、天照大神とは私が戦う」
「なら、私は素戔嗚尊と戦おうかねぇ」
「分かった、二人ともありがとう」
洩矢神が軽く頭を下げる
「所で、他にも下級神が居ると思うがどうする?」
私が聞くと
「私の配下の祟り神、ミシャクジに任せるよ・・・二人は本当に良いの?」
「何のことだい?」
そう聞き返すと
「この戦争は私と他の神との争いで、二人が戦う・・・いや、協力する必要はないんだよ?」
私は思わず吹き出した
「ハハッ、私達はあくまで自分たちの目的があるから気にしなくてもいいよ」
「・・・うん、わかった」
何か言いたそうな顔をしていたが納得してくれたようだ
不意に袖を引かれる
「・・・私は先に寝るね」
そう言って白詠は社の中に入っていった
「私も寝るね」
洩矢神も白詠に続くように社に入っていった
数日後の朝
社の外から声がかかる
「祟り神の洩矢諏訪子様はいらっしゃいますか!天照大神様からの使者にございます、お目通りを願います!」
(白詠達はおくに隠れて)
洩矢神が小声でいう
それに従い奥の方へ隠れる
「良かろう!天照大神の使者よ!入って参れ!」
洩矢神の声が響いた後『ハッ』という返事と共に使者が入って来たらしい
「天照大神様からの伝言はこの紙に書かれております、どうぞお納め下さい」
~諏訪子said~
紙を受け取って開いてみる
その内容は完全にこちらを下に見ているような内容でとても納得できるものではなかった
まとめると
『・社の無条件引き渡し
・信仰の無条件引き渡し
・尚、これらが受け入れられない場合二日 後そちらへ進行する』
ということだった
「返事の旨をお願いします!」
向こうの使者が叫ぶ
「無論・・・受け入れられない、二日後戦争だ」
「では、そのように伝えます!」
使者は去っていった
「ふぅ、二人とももういいよ」
奥の方へ行き二人を呼ぶ
「・・・二日後?」
白詠が聞いてくる
「うん、二日後進行してくるみたいだから民に被害の出ない場所で迎え撃つよ」
「分かった」
鬼乱は聞くだけ聞いて社を出ていく
「鬼乱どこに行くの?」
白詠が聞くと
「心を落ち着けてくるよ、なぁに明日の夜には戻る」
白詠の頭を撫でると飛び立っていった
「・・・私も少し外にいるね」
白詠も飛び立った
「・・・後二日、か」
一人になった社で小さく呟いた・・・・・・
今回、更新が遅れてしまったのですが、これから三週間ぐらいは、テスト期間なので更新できません。
本当に申し訳ございません
・・・




