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東方白妖狐  作者: 火之迦具土
古代編
10/41

捌話 『月面移住』

ー白詠sideー


洞窟から都までの道中は八意さんと自分を幻覚で隠してきた・・・もっとも八意さんはその事に気付いていなくて終始警戒していた


そして・・・都に着いた

門には門番でもいると思っていたがただ機械があるだけで八意さんが先に都に入り

「少し待ってなさい」


待つこと数分 


「これを持ってなさい」

と渡されたのは銀のカードだった

八意さん曰わく都への通行手形らしい

「・・・ありがとうございます」

お礼を言って都に足を踏み入れる


そこには生きていた頃にも見たことのない

未来都市が広がっていた

車には車輪がなく空中を滑るように浮いていて、ビルも全て見たことがない位大きい

そして、都には警備ようのロボットいた


「こっちよ」

八意さんに続いて都を進んでいく

しばらく歩くと目の前に周りに比べてほんの少し小さいビルが現れた。

「此処が私の家よ」

(えっ………)

今までのビルは会社のように多くの人が働く所だった、そのビルと少ししか違わないビルが家とは思っていたより八意さんは偉い人のようだつた


中にはいると薬品の匂いのするドクロマークの扉の部屋やとても大きい湯船、寝室等があった

「・・・私はどこに都にいる間何処にいればいい?」

すると八意さんは不思議なかおをして

「私と此処にすむのよ」

と言ってきた

「・・・同居者とかはいないの?」

八意さんは美人だしこんな良いところに住んでいて都でも地位が高いだろう・・・正直他の人がほおっておくは思えない


しかし、次の言葉でその考えも吹っ飛んだ


「じゃあ・・・お風呂に入りましょうか」



ー永淋sideー


白詠はこの提案に驚いているがこれにも考えがある


白詠の武器のチェックだ、まず腰に吊している黒い太刀以外にないか探る

そして白詠が本当に安全か調べる事だ

風呂場では無防備なためもし人を殺すつもりなら絶好の場所だ

・・・まあ、自分の趣向もはいっているが




さて、風呂場についた

「先に洗ってから入るのよ」

そういうと白詠は私がいるからか恥ずかしがりながら着物を脱いでいく

『ゴクリ』

私は思わず喉をならす

肌は白く、髪も一本一本が綺麗に光っているそして、恥ずかしさから顔のみが少し赤みが差している

「・・・先、はいってる」

そういうと逃げるように風呂場に行った


私が服を脱いで風呂場の扉を開けると一人で使うには大き過ぎる何時もの湯船の脇で体を洗っている小さな姿かある


「洗ってあげましょうか?」

私が聞くと

「・・・いい」

と断られる、がそこで引き下がる心は私は持っていなかった

後ろに回り込み手にシャンプーをつけると白くて綺麗な髪にてをつける

「・・・ありがとうございます」

私は少し驚いていた妖怪であるのにもかかわらず白詠は私が勝手にやった事にお礼を言ってきたのだ

(妖怪だということを忘れそうね)

しかし、目の前に揺れる尻尾が彼女を妖怪だと物語っている

「じゃあながすわね」

上からシャワーでシャンプーをおとす

「・・・・・」

白詠は借りてきた猫のようにおとなしい

「じゃあ・・・体も洗いましょうか?」

『ブンブン』

首を横に振る

「・・・体は自分で洗えます」

「なら後ろ側だけ、ね?」

白詠は渋々といった形で首を縦にふる


(それにしても・・・この尻尾触りたい)

我慢出来ずに洗いながらさわる

その感触はフワフワでとても柔らかく手触りもいい しかし、しばらく触っていると

「・・・んっ」

白詠から声がもれる

「どうしたの?」

「・・・何でもない」

と答える、どうやら尻尾は少し敏感らしいのでこれ以上は止めておくことにした・・・今日は

「じゃあ、前洗ったら湯船に行って」

そういうと、白詠はすぐ前を洗うと逃げるように湯船にいった

「・・・八意さんはこの都で偉い人なの?」しばらくして私も湯船にはいるとそう聞いてきた

「まぁ・・・それなりの地位にはいるわ」

「・・・じゃあ、本とか持ってますか?」

「どんな本?」「・・・霊力や妖力の使い方のようなもの」なぜ白詠が本が読みたいのかはわからないが私はなぜか白詠を信用している

「あるわよ」

とこたえると不安なのか、うつむき気味で

「・・・あの・・貸してもらえませんか?」と聞いてくる

「いいわよ、少し待っていて持ってくるから・・・結界の本とかも読む?」

「・・・お願いします」

私は部屋を出る

(それにしても・・・可愛すぎる、一緒に寝ようと誘ったら寝てくれるかしら)


私はそんなことを考えながら本のある部屋から五•六冊の本を持って行く

「・・・ありがとうございます」

その本を読み始めた白詠をみて私は無意識に

(白詠が妖怪ではなく人間なら良かったのに・・・)


そんなことを考えていた・・・


更新遅れてしまいました。

更新不定期ですが 見守ってください。 感想や誤字の指摘 お待ちしています お願いします。

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