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The end of the order  作者: Rasinban
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第十話 雪

「Mankind must put an end to war, or war will put an end to mankind.」(人類は戦争に終止符を打たなければならない。さもなければ、戦争が人類に終止符を打つことになるだろう)―John F. Kennedy


 寒い冬はいずれ終わり、春は毎年必ず僕らの元にやってくる。しかし、この世界での雪はまだまだ降り続けるみたいだ。


〜1952年春、クレムリン〜


 いつのように会議が始まった。されど、雰囲気はどこか不穏で、会議に参加している全員がその雰囲気を感じ取っていた。すぐにスターリンが話し始めた。

「ニキータ・フルシチョフとヴャチェスラフ・モロトフは長年我らの祖国に尽くしていたはずだった。そしてそれはこれからも続くはずだった。しかし、残念なことに彼は我々と共産主義を裏切った。彼らは帝国主義のスパイだったのだ」


その後、フルシチョフとモロトフは直ちに秘密警察によって連れて行かれた。彼らがどこに行ったのかなんて書く必要もないだろう。


〜同日夜、モスクワ某邸宅〜


「ハッハッハッハッハ!アッハッハッハッハッ!みんななんて馬鹿なんだ!どうせボケ老人はまもなく死ぬし、別に殺したって構わない、そしてあいつが死んだときには俺のライバルはもう誰もいやしない!アッハッハッハッハ!」


ソ連という国を狂人が手に入れようとしていたのであった。


〜同時刻、ベルリン〜


「賢明なる同胞諸君に告ぐ!かつて聡明なるヒトラー総統はこう仰られた。『諸君に言おう。ナチスは滅びない。ナチスは必ず蘇る。ナチスはユダヤに最終戦争を起こさせない。そのための手を私は打っておく。それは秘儀である。それによって人類に我々を受け継がせる。私は死ぬ直前にそれをやっていくのだ』とね。諸君、今ここからナチスは蘇るのだ!」

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