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The end of the order  作者: Rasinban
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〜皇国の運命〜

 人間は最も賢い生き物と思われがちだが、だとしたら人類はなんと学ばない生き物なのだろうか。

人間とはなんとお互いに殺し合う生き物なのだろうか。

人を殺したら褒められる、戦争という環境は間違いなく狂っているだろう。

だが世界は今も狂い続けている。狂気を望み続ける者がいるのだ・・・



 1945年8月15日、大日本帝国は連合国に敗北した。皇国はGHQによって支配されることとなったのだ。

その後GHQが主導し日本国憲法が作られ、大日本帝国は日本国として、民主主義国家として、新しく生まれ変わることになる。その日本国憲法は現在まで一度も改正されることはなく、憲法9条など問題も残すことになる。


 それはさておき、国共内戦では国民党は共産党に敗れ、台湾へ逃亡した。しかし、朝鮮戦争で史実とは違うことが起きる。韓国が北朝鮮に敗北したのだ。韓国側の最初の反抗作戦である仁川上陸作戦において、史実ではGHQの機密保持はお粗末であったことや、日本がスパイにとってはうってつけな国であるため、毛沢東は金日成に仁川上陸作戦の情報を渡したが、金日成が信じなかったため上陸作戦は成功したが、この世界では米海兵隊が上陸した所を、北朝鮮軍の戦車や機関銃陣地が待ち構えていた。そこで敗北したアメリカは勢いを保ったまま攻勢を仕掛ける北朝鮮軍を止めることができず、韓国政府は朝鮮半島から追い出されることとなったのである。

 

 つまり、アジア大陸ではすべての国が東側陣営に属することになり、共産主義の脅威の最前線は日本になった。今後の米ソの冷戦の対決はアジアからヨーロッパに移っていくことになる。


またアメリカ大統領選挙では、中国への弱腰姿勢、朝鮮戦争などにより支持率が低下していたトルーマン大統領に代わって、第二次世界大戦でヨーロッパ戦線の連合国の最高司令官を務めた、アイゼンハワーが大統領に就任する。アイゼンハワー自身は保守的な穏健派だったが、国務長官のダレスが非常に強硬な反共主義者であり、このダレスによって日本の運命は再び動き出すのであった。




 



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