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徒然なるエッセイ 一覧

いちファン的本をどこで買うか問題

 オラ、アミーゴ☆


 最近星の王子さまを読み始めた三屋城です。

 え、遅い?

 周回遅れだ?

 そうなんですよ。

 絵本では読んだことがあったのですが、今回全国チェーンのリサイクルショップで挿絵とか原画に忠実と謳った本と出会ってしまいまして。

 手に取りやすい価格だったこともありきちんと読んでみたくもなったので購入した次第。




 さて、題名の件。

 色々な方が書いてらしてて、いろんな思いがあるなぁと感心しきりで。

 そして私もいろいろな思いが浮かんだので、今回エッセイを単独で書いてます。

 思いが滾る場所っていいなぁと思いつつも自分でもわかってる、連載エッセイもあるのに単騎でなんで上げるねんってツッコんでる。


 私、実は自分が読む本を近年あまり買ってません。


 小さい頃はお金がないが口癖の中で育ったので、本はもっぱら図書館の本。

 ただ物心つく前に買ってもらったり、流行りもあったのでしょう。

 家にはB4くらいのサイズの図鑑、しかも全集っぽく十巻以上はあるシリーズものの、やれ歴史上の人物をまとめたやつだの、動植物を紹介したものだの、二、三種あったんじゃないかなぁ。

 暇な時は、よく眺めてました。


 漫画なんてもってのほか、な時代性もありおじいに買ってもらったあさりちゃんが初めての漫画本だった気がします。

 初めて雑誌を買ってもらったのは、書店じゃなくて商店街の文房具屋さんだったりも。


 そんな本不遇?でも図書館や、学校へ行けば図書室があり、自由に本へとアクセスできるのは全世界を見れば結構恵まれているのかもなと思ったりもします。


 話が逸れてしまいました。

 さてそんな身近でありだけど所有するという意味での本には少し不自由だった私が、自由に本を選んで買うのはお小遣いででした。


 親の買い物のついでに寄れる複合スーパーは天国。

 いろいろな背表紙を眺めては、気になるタイトルに惹かれて指を出す。

 表紙絵を確認して裏表紙にあるあらすじを読む、気になれば買う。


 そんな時代を経て、今あまり買わない私が一番買っていたのは社会人になってからだと思います。

 生活費を自分で試算して残りを貯金と、書籍に回す。


 その頃は漫画にどハマりしていたので大多数は漫画本につぎ込んでいました。

 部屋のいっぺんの壁が漫画で埋まる。

 そこを眺めてはニヤニヤする。


 立派な変態の誕生です。


 繰り返し読んだりもしました。

 そしてニヤニヤする。


 人に貸す。

 そしてニヤn以下略。




 そんな私に転機が訪れます。

 ライフステージが変わったのです。

 愛する本は持っていけない。


 泣く泣く厳選に次ぐ厳選で本を四百冊〜五百冊くらいに減らし、コロコロ付きの押し入れ用収納に収めて次のステージへと向かいました。

 それから○年。

 その本たちは開けることなく今もそこにあります。

 単純に、自分にさける時間が減ったためです。

 新しい本を有形で手に入れることもしなくなりました。

 家人の趣味と自分の趣味の掛け合わせで、収納上手な私でもこれ以上は無理って感じになって新しい本をたくさん家に迎え入れることが難しくなったためです。


 その代わり、どうしてものお気に入りは紙。

 それ以外は気軽、とまではいきませんが値引きされてる時などに電子書籍で、今は買っていたりします。

 タブレット一つで事足りるのはとっても魅力的。

 まぁそれも限度があって。

 けれど活字に飢えていた私。

 見事になろうと出会ってそうして今の私がいたりします。

 ありがとうなろう。

 ありがとうインターネッツ。


 電子書籍の話に戻します。

 気軽に手軽にたくさん買っても嵩張らない電子書籍。

 ただこれは利点もありますが欠点もあって。

 ちび家人たちには選びにくくまた、読みにくいというか読ませにくいのですよね。

 ブルーライトによる目への影響は如何ともし難く。

 というのもあって書店様にはお世話になっています。


 とはいえ、家計のこともあっていつでも新品だと冊数が限られてしまいます。

 もっぱら図書館や、古本屋さんメインで新品はたまにです。

 それでも、自分が昔大変お世話になった地元の本屋さんが大型書店に合併されてしまったのを見るに、存続危機を感じているので、買うお店をどこにするかというところでは推し活をしています。


 物が飽和してきていて買うという需要に対して、おそらく供給が過多の時代。

 せめて自分がどうしても無くなってほしくないな、と感じたら私の場合はそれはもう自分のできる限りの応援をすると決めています。

 それが「推し活」だと思っています。

 エゴです。

 自分が利用し続けたいから、応援する。

 しなくても続けばいうことないですけどそうはいかないのです。

 愛とは与えるものなの。(なんか違う)


 そんなこんなでいますが、今は使える時間なども節約傾向なので通販も利用します。

 どうしても欲しい発売日に!だけど予約のためだけに書店に足を運ぶ時間もガソリン代ももったいない、なんて時(エゴの塊)は通販一択です。


 いい時代になったものです。

 ですがちょっとだけ反省もしました。

 買い物ついでに時に予約のために足を運んで売上の一の数字になる時も必要なのかも、と思ったので次は気をつけようと思います。

(ちなみにポケモンはきちんと予約をしました、初日プレイしたかったので←)

 という、推し活の反省点も洗い出せたので、改めて考えてみるのは大事だなぁと思い筆を置こうかなと。




 ちなみに、その大恩人?の書店で不良アルバイター店員してたこともありまして。

 余談を一つ。


 ある時店に電話がかかってきまして。

 入荷の知らせを聞いたのでこれから向かう、と。

 じゃあどこにあるか確認しとこ〜。

 と思って探すけど予約棚に件の子供向けの分厚く小さい雑誌がない、なぜ??


 嫌な予感がして発売日を確認すると、翌日発売だからその日とはいえ時間不明の入荷です。

 ものがないのに今日来るってどうしよう。

 二十台後半男性でしょうか、しばらくして来て、事情を説明すると売れないとはどういうことだと怒鳴り出した。

 電話を受けた人が誰かもわからず経緯が全くわからない。

 怒鳴り続けられた私は頭が真っ白になってついに泣き出してしまいました。


 売れないのです、と。

 本日入荷で今ありませんからと。

 入荷しても売れないのです、明日発売ですからと。


 電話に出た人間が言ったのか、その男性が勝手にそう言っているのか。

 わからないのでお店を全面的に悪にするわけにいかないのは、新人でペーペーの私にもわかっていたのでそれ以上の対応ができませんでした。


 今なら言える。

 明日発売で本がないので明日またお越しくださいと。

 電話口に出た者の名前をお教えください、発売日でないと物がなく売れないということを指導してもらっておきますのでと。


 ちなみに運悪く店長は不在でした。


 一緒に入っていた方には慰められ、泣きながら打ったレジで対応したお客様は気遣う風にそっと本を出しレジ終わりを待ってスッとさっていく方ばかりで。

 ほんと、その節はありがとうございました!


 怒った男の方は、さすがに泣かせてばつが悪かったのか「じゃあ本当に明日はあるんだな! 明日ちゃんと用意しとけよ取りにくるからな!!」と言って去っていきました。


 夏のことだったと思います。

 今なら言えます。

 迷惑料で二冊買え!!!!


 穿った見方をすれば、もしかしたらフライングゲットしたいお客さんだったのかなと、振り返ると思ったりもします。

 もしかしたら、誰かが間違い電話をかけてしまったのかなとも。

 ただ予約品の連絡電話をしたことがある方ならわかると思うのですが、物に大抵情報貼り付けてそれを見つつ電話するので間違えようがないのですよね。

 本当にその入荷済み電話、あったのかしら……。


 今は電子と二分なとこもあるかもしれないので、その影響でこういった理不尽?がもしも減っているならばいいなぁとも、思ったりします。




 しまった、余談で結論がどっか行ってしまった……!!

 まとめると。


 お財布事情とかで使う場所は様々だけど、実店舗を近場に存続させときたいなら、許す限りでユーザーにならないといざなくなった時に寂寥感すら味わえないよね、だから贔屓書店は優遇しとけ。

 てな感じですかねぇ。


 文末が非常にしまらなかった。

 書店も閉まらないといいな(うまいこと言ったとドヤ顔しておく三屋城)

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― 新着の感想 ―
[良い点] コメント失礼します。 おっ星の王子さまか〜っと、今度関越道の寄居PAよるかな~って感じで読み進めたら、展開が変わって面白かったです。昭和の頃ですが、某少年誌が発売日前に売ってるお店があって…
[気になる点]  電話の件は、履歴を見てみたいですねぇ。 その客?の家電とケータイの。 [一言]  本は 「紙」 です。 どこぞの転生者のようにインクの匂いにウハウハするのです。 紙の手触りにニヤニヤ…
[一言] よほど入手しにくい本以外は書店で買う派です。 やっぱり、書店をぶらぶらしていて思わぬ本と出逢う体験は、ちょっと他では替えがきかないです。 最近転居したのですが、近くに小さいけど個性的な書…
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