退屈の終わり
狭い部屋に鳴り響くアラームの音が数十秒鳴り続く。
一日のはじまりの合図だ。時計を見ると、午前7時半を過ぎていた。急いで制服に着替え、玄関を出た。
学校に着く頃には7時50分になっていた。教室に入るなり、友達のけんちゃんの席を見る。そこにはけんちゃんの姿がなかった。そう水曜日だからだ。唯一の友達のけんちゃんが居ない毎週水曜日は本当に退屈だ。
そんなことを考えていると、時間は7時55分になっていた。そろそろ先生が来る時間だ。だが入ってきたのは黒いスーツのサングラスをかけた大男だった。
190cmぐらいはあるように見える。クラスの全員驚きを隠せない様子だった。大男は教卓の前に立つなり
「私は世界を救うべく立ち上がった団体の一員だ。この高校に来た理由は、暗黒の霧の免疫があるものを探している。」
クラス中がざわめいた。中には大男に向かって質問する者もいたが答えてはくれなかった。大男は腕に着けている時計を見るなり懐から、高さ3cmぐらいの四角い箱を懐から出した。
「それでは任務を開始する。」
一言そういうなり箱を拳で潰した。その瞬間、瞬く間に黒い霧が教室を埋めつくした。その時から自分の意識が遠のいていくのを感じだ。意識を失う前、大男の声が微かに聞こえた、
「後で言うが意識があるものは体育館に集まれ。」
と言うなり、教室から出ていった。
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気がつくと教室の床に倒れていた。周りを見渡すと、自分以外のクラスの全員はまだ倒れていた。数秒後に後ろのドアが開く音がした。
「小西!!大丈夫か!」
ドアを開けたのはけんちゃんだった。
「けんちゃん…」
「何があったんだよ!小西!どうゆう事だよ!!」
「アニメは?どうしたの…」
「そんなのどうでもいいんだよ!!状況を説明しろよ!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
今度は教室の前のドアが開き、さっきの黒いスーツのサングラスをかけた大男だった。
「小西竜太、浦島健也。お前ら合格だ。喜べ。」
と言ってニヤリと笑った。
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4月7日水曜日午前8時30分
12個の隕石が地球に向かってきていることに、人類はまだ気づいていなかった。