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プロローグ
思い出したくもない記憶を払拭した私は重く閉ざされた瞼を開けた。
そう、私は魔王軍きっての最強戦力だったが時の魔王の被害妄想により粛清され、それを嘆いた神は私を転生させるということで、転生したわけだ、一応私の生活していた世界と打って変わり私からしてみれば、あの殺伐としたいつ死んでもおかしくない世界に比べれば平和だった。
そして私は、大神家の三男として生を受けた。
因みに私の前世の力はそのままであり知識も大部分改修されているものの過去の苦い経験は残っていた。
そして私が3歳になった時、転機は訪れた…この世界について私の兄である一膳兄さんに常識を教えてもらった。
まとめると、私がいる世界は地球という平和な世界で日本国という場所らしい。
兄は私の4つ上 そして長男は私の8つ上現在長男は中高一貫の魔術技科学院の中等部に入学中だ。
そして月日は流れ
私こと大神太一は晴れて国立魔術技科学院の扉を叩いた。