7/30
夢のような出来事。
「やりたいこととか、あるかしら?」
「はいはいはいはいっ!!」
「じゃあ、雷。 意見を言ってみて。」
「咲、夢、永海、桃のお色気大会!!」
ここで、俺は言う。
「桃は外してもいいが……悪くない。 ってか、大賛成。」
虎之介も、声を大にして叫ぶ。
「そういうの……イイっすね!!!!」
虎之介は俺と雷のほうを向き、親指を立てる。
「「「よくないわ!!! 変態男ども!」」」
咲、夢、桃が顔を真っ赤にして怒鳴った。
あれー? 冗談のつもりだったんだけど……。
人に聞こえないような小さい声で永海がボソっと呟いた。
「…………が言うなら…………。」
「ん? 永海? なんか言ったか?」
「なっ、なんでもないわよ。」
結局の所、その日は解散になった。
その晩、永海がおかしかったことを思い出した。
そして、俺は永海に電話をする。
「あ、永海? 部活中のことなんだけど。」
『……あれは…ね。』
「なんかあったのか? 相談のるぞ?」
『うん。 ありがとう。 ………………バカ。』
電話からはツーツーと、電子音が鳴った。