表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/30

二人がやって来るという話。(完)

「おう! お前ら元気だったか?」

「「「「「久保先生!!」」」」」

「「あのー、誰ですか?」」

「ん? おっ、もしかして新入りか?」

「はい先生。 自己紹介をお願いします。」

「私は久保だ。 この部の顧問をしている。呼び方は……君らが決めてくれ。」

「じゃあ、久保先生。 俺は黒宮 虎之介です。」

「く、久保ちゃん! 私は黒宮 桃です!」

二人はぺこりと丁寧にお辞儀をした。

「うむ。 それにしても……お前ら変わったな。」


そうなのだ。

俺はあまり変わりがないと思いたい。

雷は、短かった髪を少し伸ばしている程度の軽いイメチェン。

咲は、茶色のカラコン入れて大きめのだて眼鏡をかけている。 かなり雰囲気が違う。

夢は、天然度が増している。 それだけ。

永海は、肩までだった髪を、腰あたりまで伸ばし、もともと色素の薄い髪がさらさらと綺麗だ。


「さて、私もしばらくは旅行行かないから、用があったら職員室に来てくれ。」

じゃあな! と言い残して先生は部室を出た。

「さて、行動開始するか。」

「ええ。 そうね。」

「やろー! やろー!」

「俺たちらしく!」

「バカ騒ぎを始めよう!!」


こうして、俺たち五人は新たな友を二人加え、活動を開始したのだった。

部名は……人生遊び研究部。

俺は、俺たちにこれほど似合う名前は無いと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ