中学二年生になったという話。(完)
場所は変わり、レストラン〜AMAMACHI〜。
「はっはっは! お前ら結ばれてるねぇ!」
今は〜AMAMACHI〜にて、昼食を食べている。
で、雷の父さんの第一声がこれだった。
「本当にな! 何この運命!!」
「父ちゃん! 凄いと思うだろ!? 」
「もぐもぐもぐもぐ……。」
「んー! うまし!!」
「ズズッ。 ズズズズ……」
上から順に、俺、雷、永海、夢、咲だ。
女どもはやはりこの店に来ると食べる食べる。確かに美味いけど!
「で、例のアレはやったのか?」
「アレ……今年はまだやってないな。」
「あーアレか! 今からやろうぜ!」
「んー!! 冷たーい! おいしー!」
「ええ。 本当に冷たくて甘いわね。」
「もぐもぐ……。 ごっくん。」
女子三人聞いてねー!! いつまで食べてんだよ!
ちなみに「アレ」とは、年始恒例の役割決めだ。
じゃんけんなどで、ボケとツッコミを決めるのだ。
「「「「「じゃんけんほい!!」」」」」
結果はこうなった。
俺…ツッコミ 雷…ボケ
咲…ツッコミ 夢…ボケ
永海…超絶ブリザードの目
「うおっしゃー!! これからもボケ放題だ!」
「雷。 調子に乗ると****。」
「はい。 以後気をつけてみます。」
そんな俺と雷の会話を他所に、女子は話していた。
「よかったー! ツッコミでよかった!」
「ん。 ボケってなにするのぉ?」
「超絶ブリザードの目って何よ…………」
説明しよう!
超絶ブリザードの目とは、永海特有の凍るような冷たい視線のことである!
(俺と雷の提案です。 大変申し訳ない。)
「役割決まったんだろ?じゃ、みんなで遊んでこい!」
と、言って雷の父さんはお小遣いをくれた。
「「「「「ありがとう! 行ってきます!」」」」」