夢のような出来事。 雷・永海 編 (完)
終礼を行ってすぐに、永海を中庭に呼び出した。
俺はすぐに中庭に向かい、じっと待つ。
しばらくして、永海が来た。
「……来てくれて、ありがとうな。」
「ええ。 どうしたの? 急に呼び出して。」
俺は、スッと息を吸う。
「俺、今から大事なことを言う。 聞いてくれ。」
「はい。」
「俺は、小学生の頃にみんなと仲良くなったよな。 それで、一番に目を合わせたのが永海だった。」
「よ、よく覚えているわね。」
「おう! で、永海を見て、この子綺麗だな……と思ったんだ。」
「恥ずかしいわ。 でも、ありがとう。」
「それから、仲良くなれて、嬉しかった。」
俺は一呼吸置いて、言った。
「あの頃から気持ちは変わってない。」
ーーーーずっと、ずっと好きでした。
「…………あ、あぁ。」
言っちゃったよ。 初の告白ですよ。
「ふふっ。 顔が真っ赤よ?」
「い、いちいち指摘しないでくれよ! 恥ずかしい。」
「あーあ。 雷が告白して来るなんてねぇ。」
「な、なんだと! これでも男だぞ!」
「ムキになっちゃって。 じゃあ、返事する。」
深呼吸をして、俺を見つめる。
「私も、雷のこと、大っ好きよ。」
「……本当か?」
「本当よ? 何か問題でも?」
「いや、めちゃくちゃ嬉しいぜ?」
「何で疑問系なの? 最後に言うことあるでしょう?」
「…………つ、付き合ってください……。」
「はい。 こちらこそ、お願いします。」
俺……天町 雷と九条 永海は恋人になった。




