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消しカス

作者: 木那
掲載日:2025/11/25

はじめはお互い、別の奴らと仲良くやってたんだ。

それなりに青春して、バカして、怒られて、たまに一緒に泣いたんだよ。すげぇ楽しかった。

俺はあいつといる時の自分、結構好きだった。

でも、あいつとお前の友達がおんなじ女の子好きになってさ。俺は色々相談にも乗ってた。友達にもその会ったことない女の子にも、お前の友達にとってもいい選択をして欲しかった。本音を言うなら、全員に幸せになって欲しかった。それだけだったのにな。なんでかな。最後は俺が悪者になっておわっちまった。


お前も俺と同じだって聞いた時はそりゃ驚いた。でもそれ以上に、嬉しかった。あいつらといた時間はもちろん楽しかったよ。一本の線じゃ描けないくらい濃い時間だった。時間をかけたからこそ出せる黒色だったと思うよ。でもな、俺らはあいつらの消しゴムになったんだよ。あいつらが不幸になるのが嫌だったから、幸せになって欲しかったから。いらない部分を俺らは消したんだ。まあ、悪者になっちまったけどな。

笑えるよな、ほんと。


俺ら消しカスみたいな友情だな。


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