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詩篇「復讐」
弾丸よ
静かなる死の執行者よ
名などなく
冷たい身体で蜻蛉のように
短い命の炎をもって
その使命を遂行せよ
全くもって平等に
感情もなく
柔らかな肉を食い破り
生命の終わりを
もたらしたまえ
愛も知らず 心も知らず
悲しみも何も 思うことなく
私の愛した人を殺し
私の憎む人を殺せ
無感情に 無差別に
金属的な冷たさをもって
その使命を全うせよ
鉄の苗に血を捧げ
死人への花を開かせよ
季節は巡り 時は来た
テーブルの銃は私のもとに
殺意の眼は敵のもとに
情けを知らぬ猛き獣は
今や私が手綱を握る
カチリと鳴って 時は来た
さよなら 私のヴェクサシオン




